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34年ぶりの円安水準:円安リスクを真剣に考えよう

www.nikkei.com 外国為替市場で27日、円相場が1ドル=151円97銭に下落しました。 1990年7月以来34年ぶりの円安水準となりました。 3月19日に日銀がマイナス金利解除で、政策金利を利上げの方向に舵を切ったのですが、円高にはならず、逆に円安が加速していま…

公示地価上昇:REITを活用したインフレ対策

mainichi.jp 記事の通り、26日公示地価が発表されたが、全用途の全国平均が前年比2.3%上昇し、上昇幅は1992以降で最大となりました。 下記のグラフを見てもわかるように、コロナ禍で一旦は下落した地価がぞ油商に転じています。 特に、3大都市圏の上昇幅が大…

株主還元最高の25兆円、日本株を持たざるリスク

www.nikkei.com 2024年度の日本企業の株主還元は最高の25兆円になります。 株主還元は、自社株買いと配当になりますが、配当だけでも約16兆円になるようです。 個人は日本株の20%を保有するので、約3兆円が個人の財布に入る計算になります。 当然ながらこの3…

為替市場の注目点:止まらぬ円安に備えよ

www.nikkei.com 3月19日に日銀がマイナス金利政策解除に動いたが、その後、円安が続いており、1ドル151円を超えてきています。 本来、米国が政策金利を維持して、日本が利上げの方向に動けば、日米金利差が縮小して円高になります。 ただ、今回のマイナス金…

株式市場の注目点:バリュー株優位の相場

日銀が3月19日にマイナス金利解除を発表して、すぐに更なる利上げがないことから、下記の通り直近の長期金利(10年)は、0.74%まで低下して、現在は比較的落ち着いた動きとなっています。 【期間10年の日本国債の利回り推移】 (出所:SBI証券) 今回、日銀…

日経平均株価が史上最高値を更新、まだ上昇余地はあるのか?

www.nikkei.com 祝日明けの21日、日経平均株価の終値は19日比812円06銭高の40,815.66円と、約2週間ぶりに史上最高値を更新しました。 世界最大の資産運用会社、米ブラックロックのラリー・フィンク会長は21日、「日本経済は本格的な好循環に入った。日本株に…

日銀、マイナス金利解除で生活はどう変わる?

www.nikkei.com 日銀が3月19日の金融政策決定会合でマイナス金利政策を含む大規模緩和を解除しました。 欧米の場合、コロナ明けの急激な物価上昇が止まらないので、慌ててゼロ金利から5%まで急激に金利を上げて市場が混乱していました。 今回の日本は、これ…

金融危機への警戒:米国株式市場とリスク分散の重要性

2月に米商業用不動産ローンの焦付きで、信用不安が噴出していた米大手地銀NYCBは、格下げ等を受けて、更に株価が下落、株価は1月30日の5分の1まで急落しました。 www.bloomberg.co.jp もし、この銀行の破綻が起これば、昨年のシリコンバレー銀行の時のように…

日銀マイナス金利解除か、日本経済への影響は?

news.yahoo.co.jp 3月18日-19日の金融政策決定会合で、いよいよ日銀がマイナス金利解除に動き出します。 これは17年ぶりの利上げになります。 この日銀の金融政策変更が経済にどのように変化をもたらすのでしょうか。 円の金利を上げるということは、物・サ…

新NISAがもたらす個人投資家の行動変化

www.nikkei.com 本日は短い記事です。 日経平均株価は2月22日にバブル期に付けた史上最高値を更新し、3月4日には史上初の4万円台を超えました。 これまでの個人投資家の行動ならば、高値圏を警戒し、売却に動いても良いものですが、今年は違うようです。 2月…

株式市場に影響を与える政策保有株の解消

www.nikkei.com 日本株のマーケットでは、今、政策保有株の売却が話題となっています。 日本企業は、企業買収などを嫌い、長年安定株主対策としてお互いに株式を持ち合ってきました。 この株式持ち合いは、企業同士の馴れ合いを生むことから、この日本独特の…

新NISA利用者にヒントも:見習いたい日銀の投資行動

www.nikkei.com 日銀は昨日、2010年に導入した株価対策(日本株連動のETF購入)を終了する構えを見せました。 えっそんなことしてたのか?と驚く人も多いと思いますが、日銀は日本株の下落に備える対策として2010年から日本株に連動したETFを購入してきまし…

メタ社ザッカーバーグCEOの行動が示す「天井シグナル」

www.nikkei.com 今年に入り、メタ・プラットフォームズ(旧facebook)創業者のマーク・ザッカーバーグCEOやアマゾン・ドット・コム創業者のジェフ・ベゾス会長が、自社株を売却しました。 大規模に売却保有株は売らないとしてきたJPモルガンのジェイミー・ダ…

ビットコイン2021年以来の最高値更新!ドルベースで69,000ドル到達

www.bloomberg.co.jp ビットコインが69,000ドル(約1,000万円)と、ドルベースで2021年以来の過去最高値を更新しました。 先日、円ベースで最高値を更新した際に以下の記事を出しましたが、次はドルベースで最高値更新なので、注目度は断然変わってきます。 …

インド株式市場が過去最高値更新!!中国に代わりに新興国株の受け皿に

昨日は日経平均株価が4万円を突破して、勢いづいています。 ここ5年間の主要株式指数の動きを見ると、日本以上に勢いづいている国があります。 それが、インドです。 以下のグラフは各国の主要株式指数の過去5年間の値動きを表しています。 日米の株式指数の…

日本の半導体企業の再評価とAI市場の成長

www.nikkei.com 日経平均株価は年末から約20%上昇して4万円台に迫る勢いです。 牽引役は、半導体銘柄と思われます。 下記は、「日経平均株価」と「ETF:GX半導体関連日本株式」の年初来の価格比較です。 「ETF:GX半導体関連日本株式」が年初来33%上昇して、…

インドのGDP成長率が8.4%増、中国株からインド株へのシフトが続くか?

news.yahoo.co.jp インドの2023年10〜12月の実質GDP成長率が8.4%増と発表されました。 相変わらず高い成長が続いています。 この成長力から、新興国株式の中ではダントツでインド株式が注目されています。 株価を確認してみましょう。 ブルーがインド株の株…

NISAでの金投資:インフレ、リセッションへの備え

www.nikkei.com 下記のグラフは円建てとドル建ての約1年間の金価格推移です。 直近の価格は、円建てで現在9,800円/グラム、ドル建てで金価格は2,031ドル/トロイオンスと円建てが上昇しています。 これは単純に円安ドル高の影響を受けて、円建てでの金価格が…

ビットコイン急上昇、円ベースで最高値更新!!NISAを活用するには?

www.bloomberg.co.jp 今、相場を賑わせているのは、なんと言ってもビットコインであろう。 今週に入り、ビットコインの価格が10%を超える急上昇で、円建てでは800万円を超え最高値、ドルベースでも2021年に付けた最高値を越えようかとの勢いです。 なぜ、上…

新NISA口座利用実態からの気づき

prtimes.jp 新NISAがスタートして1ヶ月半が過ぎました。 利用実態をアンケート形式で調べた内容がありましたので、読んでみました。 私の中でも内容で2つほど気づきがあり、以下に記載しましたので、参考にしてみて下さい。 ■調査概要 調査期間:2024年2月9…

投資家ウォーレン・バフェットの警告

www.nikkei.com 世界一の投資家といえば、ウォーレン・バフェット氏に間違いないであろう。 彼が率いる米投資会社がバークシャー・ハザウェイの株主向けに毎年出している手紙「株主への手紙」で、米国内外の株式相場の高騰は「カジノ的」だと警鐘を鳴らしま…

日経平均株価の歴史的高値更新

jp.reuters.com 日経平均株価の歴史的高値更新 日経平均株価の成長軌道 日本株上昇の背景 日本経済の3大課題の克服 脱中国:半導体産業の復活 脱デフレ:賃上げの推進 脱預金:新NISAの導入 まとめ:日本経済の復活に期待 日経平均株価の歴史的高値更新 日本…

積み立て投資、高値圏で初めても大丈夫か

日経平均やS&P500が高値更新する中、相場が下落するのを待って株式投資を始めようと投資のタイミングを図っている方も多いと思います。 一括投資の場合はできるだけ安値で投資したいから、高値圏と感じでいる場合、下落のタイミングを図ることになりますが、…

金利差と通貨リスク: 新興国投資の落とし穴

日米金利差から日本の円はドルに対し、下落が続いています(円安)。 最近では、米ドルだけでなく、高金利通貨メキシコペソ、ブラジルレアルに対し、円安が進行しています。 これは米ドル以上にメキシコやブラジルとの金利差が大きいからです。 下記の各国政…

進化する投資:スマートベータ戦略の可能性

www.nikkei.com この記事のように、インデックス VS アクティブ どちらが正解? という話を良く見かけるが、その2択だけで良いのかということを考えてみたいと思います。 投資信託をこの2つのタイプに分けると、以下の表のような違いになります。 (出所:2…

日本株に巨額の買い需要、買いの主体はオイルマネーとNISAマネー

www.nikkei.com 産油国の政府系ファンド(オイルマネー)が日本への投資を増やしているようです。 実際に、23年の新規投資先では、日本(54億ドル)は先進国で米国(829億ドル)と英国(158億ドル)、オーストラリア(73億ドル)に次ぐ4番手で、22年比で減少…

日本のREITは売られ過ぎか?投資チャンス到来かも

www.nikkei.com 東証REIT指数が3年ぶり安値を付けました。 昨年の11月30日に以下の記事を書いて更なる不動産価格の下落がこれからあるだろうと。 なぜ、海外不動産投資家は売り越しに転じたのか? - NISAで資産形成 下記のグラフの通り、東証REIT指数はその…

MSCI世界株指数(ACWI)が中国株からインド株へシフト、オルカンにも影響ありか

www.nikkei.com オルカンのベンチマークとなっているインデックス指数「MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(ACWI)」から中国株66銘柄が除外され、インド株が5銘柄追加されることになりました。 この決定で、ACWIをベンチマークとしているイン…

25年間で約880倍上昇の「エヌビディア」の恩恵を受けるには?

forbesjapan.com エヌビディアはもともとゲームなどのリアルタイム画像処理に利用されるプロセッサ(GPU)に特化した米国の半導体メーカーで、今は、生成AIを動かす半導体チップ技術における最も卓越したメーカーに発展しています。 生成AIには、このエヌビ…

ネット証券の口座数が急増!日本の投資環境が変わる?

www.bloomberg.co.jp 本日は、2月13日なので、NISA(ニーサ)の日になります。 イベントも至るところで開催されています。 2月13日は「NISAの日」=都内でイベントやセミナー開催-楽天証券 【ライブ配信】2月13日(NISAの日)開催!新NISAのことなん…