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株式のリスクを抑える投資手法:「Gold」保有の重要性

昨日、S&P500が史上最高値を更新したいう話をしました。 やはり、過熱感がありますね。 バイデン民主党は経済的な成果をアピールしなければならないので、米国の次期大統領選(11月)までは、この株価を維持したいと思っていますが、果たして持つでしょうか…

S&P500が史上最高値を更新!ハイテク株中心の相場で過熱か

www.nikkei.com S&P500が史上最高値の5,000を突破しました。 直近1年間で上昇率は21.5%になります。 S&P500の構成銘柄は現在503銘柄あり、その時価総額約42兆ドル(6,360兆円)になります。 このうち、時価総額上位5銘柄で、この時価総額の約11.4兆ドル(1,7…

マイナス金利解除、日本経済に与える6つの変化

www.nikkei.com jp.reuters.com 昨日、日経平均が2%上昇し、36,863円と34年ぶりの高値を付けました。 市場の90%は4月までに日銀のマイナス金利が解除されると、警戒感を強めていましたが、内田日銀副総裁の「マイナス金利解除でも緩和維持」との発言から安心…

バリュー株優位の相場が続くか、インフレ、金利上昇がサイン?

www.nikkei.com 日経の記事にもあるように、現在、バリュー株優位の相場が続いているようです。 「バリュー株」、「グロース株」の違いは投資スタイルにも影響してくるとても重要な情報です。 まず、定義から確認してみましょう。 「バリュー株」とはその名…

世界経済に大きな変化をもたらす中国からインドへのシフト

近年、新興国の成長の中心であった中国の成長が鈍化して、中国への投資が減少傾向にあります。 中国の代わりにネクストチャイナとして、投資が増えてきているのが、インドになります。 日本から新興国への株式投資の状況を見ると、以下の通り2023年は中国へ…

新NISAの資金流入ランキング!eMAXIS Slimが圧倒的1位

新NISAが1月から始まって1ヶ月経ちました。 1月1ヶ月間、どのような投資信託に資金が流入したのでしょうか。 以下、資金流入額別に20位までランキングを並べてみたので、確認してみましょう。 見ての通りですが、eMAXIS Slimの「オルカン」と「S&P500」がラ…

新NISAでの海外投資による円安の影響

新NISAによる個人の海外投資が、円安圧力になっていくようです。 「オルカン」や「S&P500」の積立が人気で、月3,250億円、年間3.9兆円の資金が海外に流れると予想されています。 海外投資ということは、円を売って主にドルを購入することですから、円が安く…

米NYCBの株価急落!商業用不動産の価格下落が要因に

www.bloomberg.co.jp 米地銀のNYCBの減配と引当金積み増しの決定を受けて当社の株価は38%安となり、上場来最大の下げを記録しました。 グラフでみると、以下の通りです。 昨年3月にシリコンバレー銀行(SVB)の取り付け騒ぎから地銀が数行破綻しましたが、…

リセッションに備えよ:金を再評価してみては?

www.nikkei.com 中国が金を大量に購入しているようです。 買い手は中国人民銀行(中央銀行)と個人になります。 要因の一つは、中央銀行が外貨準備で保有している大量の米ドルを売却して、代わりに金を購入しているからです。 対立している米国の通貨米ドル…

NISA枠を利用して暗号資産へ投資する方法とは?

nisa.work 1月12日にビットコインETFが承認された記事を書きましたが、その後、ビットコイン価格は下落に転じ、1月22日にボトムを付け、上昇してきています。 この短期間で、ブラックロックのビットコインETFに3,000億円の資金が流入しており、人気となって…

新NISAからの資金流入トップはeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)

(出所:ウエルスアドバイザー) 新NISAがスタートした2024年年始からの投資信託の資金流入状況を見ると、 1月19日までの間、投資信託の資金流入トップは「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」で2,535億円、 2位は「eMAXIS Slim 米国株式(S&P50…

地政学リスクと原油価格:イラン系武装組織の海峡閉鎖が株価に与える影響

2024.1.22【速報イスラエル最新情勢】フーシ派がバブ・エル・マンデブ海峡, ホルムズ海峡, スエズ運河を閉鎖する pic.twitter.com/sUuTzSpqVw — 及川幸久【X NEWS】Youtube永久バンにつきXで毎日発信中! (@oikawa_yukihisa) 2024年1月22日 この動画では、イ…

中国のGDP減少と消去法の日本株投資

www.nikkei.com 1月17日、中国の2023年のGDPが発表されました。 記事をみると、人民元建て実質GDPだと前年比5.2%増と成長しているように見えるが、ドル建て名目GDPでみると、29年ぶりの減少に転じています。 ここからわかることは、デフレ、通貨安で中国の家…

新NISAで注目度上昇、企業の経営改善に期待

www.nikkei.com 東京証券取引所は15日、コーポレート・ガバナンス(CG)報告書で対応策を開示した企業の一覧表を公表しました。 リンクはこちらです。 「資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応」に関する開示企業一覧表の公表について | 日本取…

日本企業のPBR改善が市場に与える影響と投資家の期待

www.nikkei.com 1. 東京証券取引所の要請とPBR改善の目的 2. PBRの定義と重要性 3. 東証の経営改善への取り組みとその背景 4. 企業への影響とコーポレート・ガバナンス報告書の公表 5. 市場への影響と投資家の期待 1. 東京証券取引所の要請とPBR改善の目的 2…

ビットコインETF承認―大手資産運用会社も本格参入

www.nikkei.com 米証券取引委員会(SEC)は、ビットコインを運用対象とする上場投資信託(ETF)11本を承認しました。 この上場に漕ぎ着けるまでは、7年かかっています。 承認されたETFには、ブラックロック、フィデリティ、アーク・インベストメンツ、グレー…

インフレ時代の有効な選択肢:高配当株投資

イントロ 高配当株とは インフレ環境下での高配当株の役割 投資家が得る恩恵 投資戦略の重要性 結論 イントロ 昨年、世界経済は急激なインフレという大きな波に直面して、日本以外の各国は利上げで対応してやや沈静化しましたが、今もなおインフレは継続して…

2024年の投資における注目ポイント

明けましておめでとうございます。 今年も昨年同様、投資に参考になる記事を日々書き続けようと思いますので、よろしくお願いします。 2008年のリーマンショック以降から続いてきた世界経済の転換点になる年かと考えています。 そこで、2024年の投資における…

新NISA以上の潜在力を持つインドの投信ブーム

日本で来年から新NISAが始まることもあり、貯蓄から投資への流れが大きくなってくるであろう。 今は、NISA口座は約2,000万人と人口の6分の1程度だが、ブームが続けば、5年で2倍くらいの約4,000万人くらいには増えてくるのではないか。 一方で、日本以上に投…

非課税でビットコインに投資するお得な方法

www.bloomberg.co.jp NASDAQに上場している「マイクロストラテジー」を知っているだろうか。 米国のソフトウェア企業で、主に、企業向けビジネス・インテリジェンス・ソフトウェア・プラットフォームを提供している。 実はこの企業、株価が1年で385%上昇して…

警戒感が広がる米国株式、今買うべきか?短期米国債への投資が注目

NYダウが年末にきて年初来高値を推移している。 同時に米国債の価格(長期金利)も年末にかけて急上昇(利回り低下)している。 これは11月に入り、FRBの利上げモードが止まったことで、株式も債券も買いやすくなったということからこの上昇が起こっている。…

新NISAで海外投資が加速、じわりと円安へ

www.nikkei.com 来年からの新NISAの積み立て予約は既に始まっているが、ネット証券5社で月2,300億円規模になっているらしい。 上位の予約銘柄は、以下の通り海外投信が圧倒的な人気となっている。 eMAXISSlim全世界株式(オルカン)725億円 eMAXISSlim米国株…

上場企業、今期配当最高16兆円、家計に4.5兆円効果

日本の上場企業の今期株主配当が、過去最高の約16兆円になる見通しだ。 2023年3月末の主体別株式保有状況を見ると、個人約18%、投資信託で約10%の計28%なので、約4.5兆円(16兆円×28%)が家計に恩恵をもたらす。 2022年度株式分布状況調査の調査結果について…

現行NISA口座について、新NISAスタート前にチェックしておくべきこと

さあ、いよいよ来年より新NISAが始まりますが、その前に現行NISA口座はそのままで良いのでしょか。 気になるところですね。 以下、現行NISAの注意点を記載しておきますので、確認して見ましょう。 現行のNISAでは非課税期間満了後、金融商品の運用方法には以…

2023年の中古マンション市場トレンド:長期金利上昇の影響は?

www.kantei.ne.jp 中古マンション価格は、全体的に明らかにトレンドが変化している。 今年の1月あたりがピークでその後、少しずつ下がり始めている。 (出所:東京カンテイ) これは、ちょうど長期金利(10年国債の利回り)が上がり始めた時期に重なっている…

新NISAの投資商品数2,092本!

年明けから始まる新NISAで投資可能な商品リストが出揃った。 対象ファンド数は、投信が1,807本(うち、つみたて投資枠対象245本)、上場投信(ETF)が285本で合計2,092本(同7本)となった。 具体的なファンドは以下のリンクで確認できる。 つみたて投資枠リ…

2024年の世界株のカギを握る日銀の金融政策

www.bloomberg.co.jp 日本の政策金利を決める金融政策決定会合が19日に実施されました。 その結果、現在の政策金利の維持が決定されました。 来年1月には政策変更の可能性があるとの期待もありましたが、政策変更に対する具体的な方針は示されませんでした。…

資産運用を安定させるポイント

資産運用はリスクが伴うものですが、この資産運用を安定させるポイントはいくつかあります。 その中でも、個人投資家だからこそできる最大の効果をもたらす方法は、長期投資ではないでしょうか。 機関投資家と言われるプロは、比較的短期間で投資成果を期待…

新NISAでありがちな誤解、知らないと思わぬ損も

新NISAがいよいよ近づいてきました。 悩まれている方も多いでしょう。 以下に改めて新NISAで誤解しやすい点をまとめまて見ました。 1.1,800万円の枠をすぐ全部使える 年間360万円が限度、うち成長投資枠は240万円が限度 2.積み立て投資は年間120万円、合…

ファンドラップよりまず新NISAでしょ(長期投資はコスト重視で)

新NISA開始を前にして、以下のグラフの通り、ラップ口座の残高・契約件数が大きく伸びてきています。 (出所:新NISA前にラップ口座が売れた?~2023年10月の投信動向~ |ニッセイ基礎研究所) ラップとは、投資一任契約による資産運用サービスのことで…