つみたて投資枠に設定されている商品の中で、CRSP U.S. Total Market Index をベンチーマークに採用している投信は、以下の「楽天・全米株式インデックス・ファンド(以下、楽天と呼ぶ)」と「SBI・V・全米株式インデックス・ファンド(以下、SBIと呼ぶ)」の2銘柄になります。
比較表を見ていきましょう。
(出所:モーニングスター)
運用会社名
正式にはファンド運用の指図を行う者で委託会社のことになります。
楽天は楽天投信投資顧問、SBIはSBIアセットマネジメントです。
アクティブファンドであれば、この運用の委託会社の運用力の違いがパフォーマンスに表れますが、インデックスファンドの場合は、運用力はあまり関係ありません。
同じとみて良いと思います。
ファンドの仕組み
以下の通り、どちらの商品もスキーム、投資対象ファンドとも同じです。
この場合、特に運用力による差が出ません。
販売手数料
どちらもゼロで違いはありません。
経費率
継続的な費用をみる時は、通常、信託報酬を確認しますが、実際にかかった費用をより正確にみるのであれば、経費率を確認すると良いです。
算出方法は以下の通りです。
経費率=“1万口当たりの費用明細÷決算期間の平均基準価額(分配金込み)”
算出結果は、楽天0.16%、SBI 0.09% となり、SBIの方が安い結果となった。
比較結果
同じインデックス指数をベンチマークにしているファンドで、ファンドの仕組みも同じなので、運用力という意味ではほぼ同じだと考えます。
あとはコストの違いですが、経費率を確認すると明らかにSBIの方が安いので、総合的にみてSBIを選択する方が良さそうです。
軍配は「SBI・V・全米株式インデックス・ファンド」にあがりました。