住居を有利な投資物件にする(住む)

5つ目の知恵になります。

 

「住居を有利な投資物件にする」

 

解説していきましょう。

 

単純に言えば、自分の家を所有するということです。

全額自己資金で家を購入することはできないと思うので、当然ながら借入をして家を購入します。

負債ができますが、毎月家賃という名の返済金を支払うたびに、負債が減少していきます。

そして、負債がなくなったとき、家は自分の資産になり、それ以降の家賃の支払いはありません。

家賃分の生活費がいらなくなり、より多くのお金を家族や自分のために使えるようになります。

 

ここで、借金をするのは利息分損をするのではないかと思う人も多いと思います。

賃貸の方が借金するより生活費が安くて良いのではと思うかもしれません。

この比較をしだすと、賃貸派か持ち家派かのいつもの論争に発展します。

 

この選択は単純な見える収支だけではわからないものがあります。

あと、デフレかインフレかの経済状況にもよると思います。

 

日本は30年近くデフレが続いていたので、持ち家をすると損という状況でした。

ただ、これからインフレが来ると予想する場合は、借金して持ち家をした方が特になります。

この時の借金は固定金利であること、低金利であることが条件です。

 

もし、固定金利、低金利で借入をできたとすると、負債の元金は毎月の家賃という名の返済で減少していきます。

また、資産に計上されている不動産の価格は毎年のインフレ分上昇していきます。

資産が増え、負債が減少するのだから、時価で換算した自己資金は増えていきます。

家賃分不動産に投資しているのと同じような効果を生みます。

 

もし、借入を固定金利にせず変動金利にしていたら、インフレで金利が上昇した場合、借入金利も上昇してしまいますので、返済負担が大きくなり、先ほどの考えは成り立たなくなります。

借入は固定金利で、低金利(インフレ率より近い金利)で借り入れるのが理想です。

 

本当にインフレで不動産価格は騰がるの? と疑問を持たれている方はこちらのグラフを見て下さい。

特に緑色のマンション価格は10年で1.7倍になっています。

毎年約6%上昇している計算です。

でも関東や関西の都会だけで、地方都市は違うのではないか?と思う方はこちらの北海道のマンション価格を見て下さい。

こちらは10年で約2倍、毎年約7%ともっと上昇しています。

このように、将来インフレが予想され、かつ固定低金利で借入ができる条件下では、賃貸より、持ち家の方がお得になります。

特にインフレ時は資材の価格や人件費が高騰していくので、マンション価格の方が騰がり安くなります。

 

これらの経済状況を勘案すると、長期金利が本格的な上昇を始める前である今が、持ち家で得をする最後のチャンスかと思います。

 

また、持ち家は、誇らしい気持ちになり、男の自信と意欲を膨らませ、仕事や家族に大きな努力を傾けるようになります。

また、そこに住む女性も家族を支えるために大きな努力を傾けるようになるでしょう。

 

「自分の家を所有する」

これが豊かに生きるための5つ目の知恵になります。

 

もう少し深く学びたければ、この本を読んでみて下さい。

読むのが億劫であれば、Audibleで通勤中、家事しながら、散歩しながら聴いてみると良いと思います。