7つ目の知恵になります。
「お金を稼ぐ能力を強化する」
これは、豊かに生きるために必要な、最後の、しかし極めて重要な知恵になります。
この知恵は、これまでの6つの知恵を根底で支えるものです。
お金を稼がなければ、貯蓄も投資も行えません。
稼ぐお金が増えれば増えるほど、貯蓄と投資に回すお金も増えますから、お金を稼ぐということは、人生を豊かに生きるための源泉といえるでしょう。
ではお金を稼ぐために必要な能力とは何でしょうか。
根底に必要なものは、お金を稼ぎたいとう願望です。
願望はあらゆる成功の生みの親です。
願望がその力を発揮するには、強さと明確さ、そして現実性を備えていなくてはなりません。
特に現実性が大事かと思います。
宝くじで一山当ててとか、賭け事に走るとか、FXで稼ぐとか、これは強い願望があっても現実性がありませんね。
やはり、仕事で着実に能力を発揮し、稼ぎを増やしていくというのが現実的です。
お金を稼ぐ能力を高める上で重要なことは、より良い仕事をするための努力を怠らないことと、自尊心による後押しです。
自尊心を育みたいのであれば、仕事だけでなく、仕事以外の領域においても努力することです。
例えば、「家族の面倒をよく見て、彼らに頼られ、愛される人間でい続ける」とか、「不運に見舞われている人に深く同情し、可能な範囲内で心からの援助を行い、友人・知人に思いたりを示す」とかになります。
仕事だけやって、家族や知人・友人との関係を築けない人は、多分やがて仕事も上手くいかなくなるということかと思います。
皆さんにも思いあたることはありませんか。
家族や知人・友人との関係が上手くいっている時は、なぜか仕事も上手くいくものです。
経済面ばかりでなく、精神面においても充分に満たされた状態で生きることが、「豊かに生きる」ということではないでしょうか。
「妥当な願望を胸に、より良い仕事の遂行と自尊心の育成に努めることで、お金を稼ぐ能力を強化する」
これが豊かに生きるための最後、7つ目の知恵になります。
これで7つの全ての知恵の説明が終了しました。
これらの知恵をふんふんとそうだよなと思っただけでは、豊かに生きることはできません。
これらの知恵を実践して活用していかないと何も始まりません。
まず1つ目の知恵、「収入の少なくとも10分の1を使わないで取っておくことで、財布を膨らませはじめる」は、今からでも実行できます。
できることから始めていきましょう。
そして大富豪を目指しましょう。
もう少し深く学びたければ、この本を読んでみて下さい。
読むのが億劫であれば、Audibleで通勤中、家事しながら、散歩しながら聴いてみると良いと思います。