バビロンの大富豪の7つの知恵の2番目は「支出を賢く管理する」ですが、最初に考えるべきは固定費削減になります。
なぜかというと、支出している意識が薄いからです。財布を膨らませるには、何が有効でしたか。
収入の10分の1を給与天引して最初から取っておくことでしたね。
これは最初からその分ないものとして、収入の認識を薄める効果があるからです。
支出の管理にも同じことが言えます。
支出で意識しないものは、固定費です。
いつのまにか引き落とされていて、意識に止めません。
少額ならなおのことです。
ここで、月1000円の固定費が削減できたとしましょう。この毎月の削減分を20年間NISAで積み立てます。
これはもともと固定費に消えていた資金なので、無かったものとして、リスクをとってグローバル株式で運用します。
この時の利回りはグローバル株式の利回り6%を想定します。
20年後にいくらになっているでしょうか。
下記のグラフの通り、評価額45万円(投資総額24万円、評価益21万円)となります。
たった月1,000円の固定費削減が、20年後45万円の資産総額をもたらします。
月10,000円の固定費削減であれば、20年後450万円です。
大きいですね。
このように、普段あまり使っている意識がない固定費を少しでも削減し、強制的にその分を積み立てに回せれば、逆に資産を作るという意識がなくても、勝手に資産が増えていきます。
支出を賢く管理するには固定費削減からです。
取り組むには、まずは、固定費削減の効果を肌で感じ、腹落ちすることが重要です。
月1万円収入を増やすことは大変ですが、月1万円固定費を削減することができるはずです。
是非、行動に移しましょう。