長期で積み立て投資する場合、世界株式全体に投資するインデックスを購入すれば良いという話を聞くけど、なぜでしょうか?
長期的にみると、世界の経済成長(GDP)と世界株式の動きは相関(連動)していることが重要なポイントになります。
以下は世界のGDPと世界株式の長期的な推移をグラフ化したものです。
GDPとは、経済活動でどれだけ付加価値を生み出したかを表したものです。
経済成長のものさしとして一般的に利用されている数値です。
世界経済成長(GDPの増加)は、世界の人口の増加や技術革新により1人あたりの生産性が上がることなどによってもたらされます。
これまで、世界は絶え間なく人口が増加したり、技術革新を繰り返して経済成長してきました。
それに伴い世界の企業の価値を表す世界株式も同様に価値を上昇させてきました。
もちろん、完全に連動しているわけではないですが、長期的に見れば右肩上がりになっています。
今後の世界のGDPはどのようになりそうでしょうか。
世界が人口減少トレンドに入ったり、技術革新が停滞したりするでしょうか。
共産主義ならあり得るかもしれませんが、世界は資本主義社会ですからそうはなりませんね。
ということは、今後も長期的なトレンドは、世界のGDPは上昇するし、世界の株式も上昇するということでしょう。
これはあくまで世界全体の話であって、ある地域だけ抜き出すと例えばこれまでの日本のように経済成長が停滞する国あるでしょう。
その国だけ見れば株価は低迷します。
よって、ある国だけに絞って投資するのではなく、世界全体に投資することがリスク分散になるのです。
おさらいです。
世界株式に投資する理由は?
- 世界経済は長期的に成長するし、世界株式の価値はその成長に連動するから。
- 特定の地域のリスクを分散できるから。