分散投資の考え方は1,800年前から存在した⁉

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約1,800年前から伝わるユダヤ教の聖典「タルムード」を知っていますか。

 

タルムードとは、ユダヤ教徒が守るべき生活習慣などがまとめた口伝律法です。

この聖典の中に、財産三分法という考え方が存在します。

 

富は、土地、商品、現金に3分の1ずつ分けて保有すべきという考え方です。

 

現代風にいうと、土地=不動産、商品=株式またはビジネス、現金=債券(短期債) といった意味になると思います。

 

この考え方はまさしく資産分散の考え方です。

以下のようなリスクから資産を守ることがポイントです。

  • インフレリスク・・・そもそも昔は現金というものの信用のない時代なので、土地や商品のようなインフレに強い資産を持ってインフレリスク(物価上昇リスク)を回避する。
  • 流動性リスク・・・3分の1を現金において流動性を確保し、何かの時に備える。
  • 価格変動リスク・・・運用をすべて商品( 株式 or ビジネス)に集中させると、リターンが大きくなりますが、その分リスクも大きくなります。これを比較的安定した果実が得られる不動産や安全な現金に資産を3分の1ずつ配分することで、保有資産の価格変動リスクが抑えられます。

 

この考え方が1,800年前から存在して、今も受け継がれているというのは驚きです。

ユダヤ人が資産運用や金融の商売にたけており、お金持ちが多いのは、このユダヤ教のタルムードの教えを実行しているからでしょう。

恐るべしユダヤ人。