投資の大原則とは？

投資の大原則[第2版] 人生を豊かにするためのヒント (日本経済新聞出版)

この本の作者のバードン・マルキールは、あの有名な投資のバイブルである

ウォール街のランダム・ウォーカー<原著第12版> 株式投資の不滅の真理 (日本経済新聞出版) の作者である。

今回紹介する「投資の大原則」は、170頁くらいでとてもわかりやすい本になっている。

この本の中に書かれている投資の9つの基本ルールは、投資をする上で参考になる教訓なので、胸に刻むと良いと思う。

１．お金は若いうちから定期的に貯めよう

　　節約に努め、毎月一定額をコツコツと積立よう

２．会社と国に資産形成を手伝ってもらおう

　　NISAやiDeco等税制優遇が受けられる制度を活用しよう

３．不時の出資に備えて、現金は用意しておこう

　　生活費の6ヶ月分は現金、普通預金など流動性のあるものを保有しておこう

４．保険をかけているか確認する

　　家族がいるのなら掛け捨ての生命保険、医療保険に入ろう

５．分散投資をすれば心配の種が減る

　　世界に広く分散された株式ファンドと債券ファンドにバランスよく投資しよう

６．クレジットカードのローンは使わない

　　リボ払いや借入があったら真っ先にこれを返済しよう

７．短期運用への衝動を無視しよう

　　長期投資を徹底しよう

８．低コストのインデックス・ファンドを使う

　　できるだけコストの安いファンドを利用しよう

９．オーソドックスな分野に注目、ベンチャー・キャピタルやプライベート・エクイティ、ヘッジファンドのような「目新しい」商品は避けたほうがよい

　　資産クラスは株式、債券、不動産に限定すること、

　　不動産は家族の居住用住宅への投資がベスト

いかがでしょうか。

これまで紹介してきた本

バビロンの大富豪 「繁栄と富と幸福」はいかにして築かれるのか　にも書かれていた教えに通づるものがありますね。

このような教えは簡単なようだけど、実践して継続していくことは難しいと思います。

投資は欲との戦いですから。

この欲を抑えて、冷静にこの教訓を守る、これが投資で成功する秘訣です。

是非、参考にして下さい。