新NISAでありがちな誤解を簡単にまとめてみました。
1.1,800万円の枠をすぐ全部使える
- 年間360万円が限度、うち成長投資枠は240万円が限度
2.積み立て投資は年間120万円、合計600万円しかできない
- 年間360万円、合計1,800万円まで可能
3.成長投資枠でつみたて投資枠の商品が買えない
- 成長枠投資分もつみたて投資枠の商品を利用できる
4.NISA投資枠内で短期売買がし放題
- 年間360万円の投資額が限度、360万円すべて利用したらその年は利用できないが、翌年になればまた年間360万円まで利用可能になる
5.時価が1,800万円を超えた分は非課税にならない
- NISA枠1,800万円は投資元本ベースの枠、時価ではない。例えば1,800万円投資して時価3,000万円で売却したら、利益1,200万円すべて非課税となる
6.成長投資枠なら今の一般NISAと同様にどんな投信でも対象となる
- 成長投資枠は信託期間20年以上、毎月分配は除くなど、対象の投信に制限がある。日証協より対象の商品が6月から順次発表される予定
7.今のNISAを利用すると、新NISAの枠1,800万円から引かれる
- 今のNISAの枠と新NISAの枠はまったく別物。今のNISAを利用していない人は年内に利用すべき
8.今のNISA口座を持っていても新NISAの口座開設を新たにしなければならない
- 今のNISA口座に新たに新NISA枠が自動で付与されるので、新たな手続きは必要ない
みなさん、いかがでしたか。
まだまだ新NISA制度には誤解がありますが、正しく理解すればこんな使いやすく、お得な制度はないでしょう。
まずは制度について正しく理解しましょう。