上記記事によると、ニッセイアセットマネジメントが5月29日、<購入・換金手数料なし>シリーズのインデックスファンド4本について信託報酬の引き下げを発表した。
これによって、先行して引き下げた「たわらノーロード」、「eMAXIS Slim」シリーズに並ぶ業界最低水準の信託報酬率になったとのことだ。
信託報酬率の引き下げ競争激化は、ユーザーにとっては有り難い話。
ニッセイアセットマネジメントが引き下げた4本の中で、最も純資産が多い人気のファンドが「ニッセイ外国株式インデックスファンド」だ。
今回信託報酬を 0.10230%以内 から 0.09889%以内 にわずかながら引き下げている。
このファンドはインデックスファンドで、何の指数をベンチマークにしているかというと、MSCIコクサイ・インデックス(配当込み、円換算ベース、除く日本)になる。
これは日本で最も利用されている先進国株式指数のインデックスと言って良い。
同様の指数をベンチマークとしているファンドは他に代表的なものを4つ挙げてみた。
信託報酬率をみると、「野村スリーゼロ先進国株式投信」だけが無料(ゼロ)飛び抜けており、それ以外は横一線だ。
実際の経費率は、比較表に記載はないが、調べてみたら、何と0.01%であった。
驚異的な低さだ。
次にパフォーマンスを比べてみると、シャープレシオ1年、3年とも他のファンドと変わらなかった。
コストも低く、パフォーマンスも良いのであれば、最強ファンドは「野村スリーゼロ先進国株式投信」で決まりだ。
ただ、一つだけ注意点は、2020年3月16日から2030年12月31日までの信託報酬率は 0%だが、2031年1月1日以降は年0.11%(税込)になること。
あと、残り7年ほどあるので、まずは「野村スリーゼロ先進国株式投信」で運用すれば良いと思う。
2030年12月末以降、信託報酬がかかったとしても、0.11%(税込)なので、他のファンドと大差ないので、そのまま続ければ良いのではないか。
コスト面でこれ以上低いファンドは、他に出てこないであろう。
MSCIコクサイ・インデックス(配当込み、円換算ベース、除く日本)で運用するなら、これからも「野村スリーゼロ先進国株式投信」が最強ファンドであろう。