日興アセットマネジメントが運用するTracersシリーズのコストの低さは、目を見張るものがある。
先日紹介した下記の記事でオルカンでは、これまでコストの低さで市場を牽引してきたeMaxis Slimシリーズの信託報酬 0.1133%に対し、0.0525%と圧倒的な低さを提示してきた。
このTracersシリーズはオルカンに限った話ではない。
実は5種類のファンドが用意されている。
例えば、S&P500配当貴族インデックスに連動したファンド。
Tracers S&P500配当貴族インデックス - 当ファンドのルールやS&P500配当貴族指数の概要などについて|日興アセットマネジメント
この指数については一度、紹介しているので下の記事を参考にしてほしい。
この指数に連動したファンドで最も人気のファンドの「野村インデックスファンド・米国株式配当貴族」と信託報酬を比較すると、圧倒的にコストが低いのがわかる。
Tracersの方はまだ運用から1年経っていないので、実質コストである経費率の比較はまだできなていないので注意は必要。
ただ、同じ指数を使ったファンドでこれだけ信託報酬が違うのは驚きである。
これまで、eMaxisシリーズがコストの低さを追求してインデックス市場を牽引してきた。
今はまだ5種類のファンドしか用意されていない Tracersシリーズであるが、今後も同様のコンセプトで銘柄を増やしていくであろう。
このTracersシリーズは次の価格破壊者として、大注目だ。
今後の銘柄追加に期待しよう。