ソフトバンクG率いる孫氏が、AI革命に10兆円と巨額の投資をする計画をぶち上げました。
その中核はAI向け半導体の開発・製造事業となるようです。
この分野はエヌビディアが先行しており、著しい成長をしている分野です。
エヌビディアの株価は5年で23倍に成長しています。
（出所：google）
AI半導体は、回路設計→開発→製造→販売 と分野が分かれています。
ソフトバンクグループの中には、既に回路設計のアームという世界的企業を保有しており、今回は、製造をTSMCに委託することで、回路設計から販売までを自社グループで手掛けようという構想になります。
なかなかのビックビジョンですね。
もし、これが実現すれば、ソフトバンクグループはエヌビディアを超える成長企業になるということでしょう。
AI半導体分野には、マイクロソフトやアップルなど、米国のテック企業も巨額の投資をして参入することを表明しているので、今後市場の奪い合いが加熱していくと思われます。
カナダの調査会社プレシデンス・リサーチの推計では、24年に300億ドル（約4兆6,500億円）程度の市場規模は29年に1,000億ドルを超え、32年には2,000億ドル超に達すると言われています。
8年で市場が6倍にも伸びる成長分野ということだから、ソフトバンクグループや大手テック企業も参入する価値のある市場ということでしょう。
個人投資家も個別株投資や投資信託などを通じて、このAI半導体市場の成長を享受できる可能性は十分ありますので、今からAI半導体関連市場の動きや関連する企業をチェックしていくと良いでしょう。
