ソフトバンクグループ社債 VS ソフトバンク株式

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ソフトバンクグループが個人向けに社債5,500億円を発行します。

期間7年で利率は年2.65〜3.25%を仮条件として5月31日に決定します。

 

パッと見た目、携帯のソフトバンクだし、条件も定期に比べれば良いしと購入してしまいそうになりませんか。

 

その前に、落ち着いていくつか確認しましょう。

 

まず、発行体です。

今回はソフトバンクグループになります。

 

ソフトバンクグループはソフトバンク(携帯会社:40%出資)や投資ファンドを傘下に置く投資会社になります。

格付はJCRでA、S&PでBBになります。

 

業績が安定しているソフトバンクとは別の会社です。

ちなみに、ソフトバンクの格付はJCRでAA-とソフトバンクグループより2ノッチ上になります。

 

今回発行のソフトバンクグループは投資会社なので、株価や格付を見ればわかるように、決して安定した会社ではありません。

 

ここに7年間2~3%で資金を固定化する今回の債券投資はリスクリターンが見合いません。

かつ、今は日銀が利上げする前の時期です。

1年待てば、もっと良い条件の債券が他に発行されるのではないでしょうか。

 

そもそも金利上昇局面での長期の債券投資はお勧めしません。

金利を長期で固定化するので、もし、金利が上がると実質的な債券価格は下落するからです。

途中売却したら損します。

 

金利上昇局面では、債券より株式への投資が鉄則です。

 

もし、どうしてもソフトバンクに投資したいのなら、債券ではなく株式にして下さい。

どうせなら、ソフトバンクグループ(投資会社)の株式ではなく、ソフトバンク(携帯会社)の株式にしましょう。

 

そもそも携帯事業は固い商売ですし、配当利回りは4.46%と高いです。

どうせ7年と長期で持つなら、こちらの株式をお勧めします。

社債はNISAを利用できませんが、株式ならNISAも利用できます。

税金面でもお得ですよ。

 

(出所:Google)