AIツールを利用した簡単な企業分析方法とは?

最近、AIの力をどうやって投資に役立てていくかということを考えており、いろいろ試しています。

その中で、簡単な企業分析なんかAIでできたらいいなと思い、以下に試してみました。

今日はその報告です。

 

AIツールはこの話題の2つで比較してみました。

https://www.perplexity.ai/

https://www.anthropic.com/news/claude-3-5-sonnet

 

分析する企業は、テスタ氏の最大保有銘柄のIDOM(旧ガリバーインターナショナル)です。

 

プロンプト(AIに対する指示)は以下のとおりです。

 

「あなたは証券アナリストです。IDOMのアナリストレポートを作成して下さい」

 

【perplexity作成レポート】

会社概要

IDOM(証券コード:7599)は、中古車の買取・販売を主力事業とする企業です。「ガリバー」ブランドで知られ、全国に約500店舗を展開しています。

近年では、車両のサブスクリプションサービスや個人間カーシェアサービスなど、新規事業にも進出しています

業績動向

2025年2月期第1四半期(3-5月)実績

  • 売上高:前年同期比18%増
  • 経常利益:前年同期比60.0%増の43.1億円
  • 売上営業利益率:3.6%(前年同期2.6%)

2025年2月期通期予想

  • 売上高:4,565.0億円(前期比366.4億円増)
  • 営業利益:203.0億円(前期比41.8億円増)
  • 経常利益:198.0億円(前期比39.7億円増)
  • 純利益:136.0億円(前期比21.5億円増)

市場環境

自動車アフターマーケット市場規模は約19.6兆円(2018年)と推計されています。

中古車販売、カー用品、自動車整備などの市場は微増が予測されています。

特に、個人向けオートリース、レンタカー、カーシェアリングなどの自動車賃貸市場は高成長が見込まれています

強み

  1. 中古車買取市場の先駆者としてのブランド力と全国展開のネットワーク
  2. 買取から販売までの一貫したビジネスモデル
  3. IT技術を活用した効率的な運営システム

課題

  1. 競争激化による利益率の圧迫
  2. 新規事業の収益化
  3. 海外事業の拡大と収益性向上

今後の展望

IDOMは、従来の中古車買取・販売事業に加え、サブスクリプションやカーシェアリングなど新規事業への展開を進めています。

これらの新規事業の成長と収益化が今後の業績を左右する重要な要因となるでしょう。また、競争激化に対応するため、IT技術を活用した業務効率化やカスタマーエクスペリエンスの向上にも注力しています。

投資評価

IDOMは中古車市場におけるリーディングカンパニーとしての地位を確立していますが、競争激化による利益率の低下が懸念されます。

一方で、新規事業への積極的な展開は将来の成長ポテンシャルを示唆しています。

短期的には競争環境の厳しさから業績の大幅な改善は難しいと思われますが、中長期的には新規事業の成長と既存事業の効率化により、持続的な成長が期待できます。

 

投資判断:中立(HOLD)


目標株価:現時点では具体的な目標株価の設定は控えますが、今後の四半期決算や新規事業の進捗を注視し、随時見直しを行います。

 

【Claude作成レポート】

アナリストレポート:株式会社IDOM(7599)

発行日:2024年7月15日 アナリスト:AI証券 自動車セクター担当

投資評価:Outperform(アウトパフォーム) 目標株価:1,350円(現在株価1,011円、上昇余地33.5%)

  1. 要約

IDOMは中古車販売業界におけるリーディングカンパニーとして、大型店舗展開を軸とした成長戦略を推進している。

直近の業績は増収増益基調にあり、今後も積極的な店舗展開と収益性の向上が期待される。

現在の株価水準は割安であり、中期的な成長ポテンシャルを考慮すると投資妙味は高いと判断する。

  1. 業績動向と見通し

2024年2月期の実績は、売上高419,852百万円(前期比0.8%増)、営業利益16,117百万円(同13.7%減)となった。

減益の主因は大型店舗出店に伴う一時的なコスト増加であり、中長期的な成長投資と捉えている。

2025年2月期は、売上高456,500百万円(前期比8.7%増)、営業利益20,300百万円(同26.0%増)と大幅な増収増益を見込む。

大型店舗の稼働率向上と収益性改善が寄与すると予想される。

  1. 成長戦略

(1) 大型店舗の積極展開 2027年2月期までに大型店舗を100店舗まで拡大する計画。現状の53店舗から約2倍に増加させる積極的な出店戦略により、市場シェアの拡大を目指す。

(2) 小売販売の強化 小売台数の増加と台当たり粗利の維持・向上を両立。2024年2月期の小売台数は144,487台(前期比6.6%増)、小売台当たり粗利は41万円と堅調に推移。今後も高水準の維持を見込む。

(3) アフターサービスの拡充 車体コーティング、長期保証、メンテナンスパックなどの付帯サービスを強化。顧客生涯価値の最大化を図り、安定的な収益基盤の構築を目指す。

  1. 業界動向と競争力

中古車市場は、新車価格の上昇や半導体不足による新車供給の制約を背景に堅調に推移している。

IDOMは業界トップクラスのブランド力と豊富な在庫、効率的な店舗オペレーションを強みとしており、競争優位性は高いと評価する。

  1. リスク要因
  • 中古車相場の急激な変動
  • 大型店舗出店に伴う一時的な収益性低下
  • 競合他社との競争激化
  • 金利上昇による借入コスト増加
  1. 財務状況

自己資本比率は改善傾向にあり、財務体質は着実に強化されている。有利子負債比率も低下傾向にあり、財務レバレッジの観点からも健全性が向上している。

  1. バリュエーション

現在の株価1,011円に対し、PERは7.5倍(2025/2期予想EPS135.45円ベース)、PBRは1.47倍(2024/2期実績BPS687.34円ベース)。

同業他社との比較:

  • A社:PER 10.2倍、PBR 1.8倍
  • B社:PER 9.8倍、PBR 1.6倍

IDOMは同業他社と比較して割安な水準にあり、今後の成長性を考慮すると投資妙味は高いと判断する。

  1. 投資評価と目標株価

投資評価:Outperform(アウトパフォーム) 目標株価:1,350円

目標株価の算出根拠: 2026/2期の予想EPSを150円と予想し、目標PERを9倍とした。 150円 × 9倍 = 1,350円

現在の割安なバリュエーションに加え、大型店舗展開による成長戦略、アフターサービス強化による収益性向上が評価され、株価は中期的に上昇すると予想する。

  1. 投資における注目ポイント
  • 大型店舗の出店進捗と収益性
  • 小売台数と台当たり粗利の推移
  • 付帯サービスの成長率
  • 中古車相場の動向
  • 競合他社の戦略変更

上記のポイントに注目しながら、四半期ごとの業績動向を注視することが重要である。

 

いかがでしょうか。

中身は精査せず、AI出力のまま掲載しています。

両方とも出力時間は1-2分ほどです。

内容(数値など)に誤りもあるかもしれません。

 

同じプロンプト(指示)でもClaudeレポートの方が詳細に作成されています。

 

この2つのAIの大きな違いは、Claudeは自分専用のAIbotを作成できる点です。

実は証券アナリスト専用botを作成して、参考に事前にその企業の決算資料をPDFで読み込ませて学習させています。

その上で、先ほどの指示を出しているので、詳細なアナリストレポートが作成できるのです。

ここには記載はないですが、実は分析結果をグラフとか表にまとめることも可能です。この専用botは凄く便利な機能です。

 

百聞は一見にしかずです。

一度試してみてはいかがですか。

これだけに限らず投資に対するサポートとして、いろいろな可能性を秘めていると思います。

https://www.anthropic.com/news/claude-3-5-sonnet