市場のタイミングに賭けるべきではない

 

本日は「市場のタイミングに賭けるべきではない」という話をします。

 

個人投資家で株式のディトレードなど、短期的な投機で儲かった話がSNSなどで拡散されていて、ついつい自分もできるのではないかと思ってしまう。

 

そもそもそのSNSで発信している人達も本当に儲かったのか怪しいと思いませんか。

 

儲かった時の結果でけ配信し、その前後で大負けしている結果を省いているのかも知れません。

 

プロの世界でも株式のトレードで常に儲けていくというのは至難の技です。

 

情報量やスキルが圧倒的に個人投資家より多い機関投資家でも勝てないのです。

ましてや個人投資家が常に勝てるわけないのです。

 

「敗者のゲーム」という全世界で100万部売れている投資の名著にもこの点について述べられいます。

敗者のゲーム[原著第8版] (日本経済新聞出版)

 

以下、この本からの引用です。

 

「1980年〜2016年の36年間のS&P500のデータに基づくと、リターンの平均は年11.4%のパフォーマンスでした。

その期間において最も上昇したベスト10日を逃した場合、リターンの平均は年9.2%に低下、20日を逃した場合、7.7%に低下、30日を逃した場合、6.4%に低下するということです。」

 

これは、36年間のうち、たった30日を逃しただけで、36年間の平均リターンは約半分になってしまうという衝撃的なデータです。

 

36年間の中でたった30日を上手く当てることができますか?

 

36年間継続して積立をしていれば、この30日間の上昇機会は決して逃すことはないでしょう。

 

ここからわかる結論は、「市場のタイミングに賭けるべきではない」ということです。

 

このデータから、長期積立投資の重要性が改めてわかったのではないでしょうか?