単利とは
図の左側が元金100万円を年5%の利回りで単利で運用した場合のイメージです。
ここで利息にかかる税金は無視することとします。
- 元金100万円を1年運用すると、100万円✖️0.05=5万円 の利息が付き、元金+利息で105万円になります。
- 元金100万円を更に1年運用すると、1年目と同様に5万円の利息が付き、元金+利息2年分で110万円になります。
- 元金100万円を更に1年運用すると、1年目、2年目ど同様に5万円の利息が付き、元金+利息3年分で115万円になります。
単利は元金は常に100万円であり、1年毎の利息は受け取ることになります。
複利とは
図の右側が元金100万円を年5%の利回りで複利で運用した場合のイメージです。
単利と同様に利息にかかる税金は無視します。
- 元金100万円を1年運用すると、100万円✖️0.05=5万円 の利息が付き、元金+利息で105万円になります。ここまでは単利を同じです。
- 2年目はこの利息5万円を受け取らずに、元金100万円に加えて、元金105万円として運用します。2年目の利息は、105万円✖️0.05=5万2,500円 になります。元金+利息2年分で115万2,500円になります。
- 3年目はこの2年目の利息5万2,500円を受け取らずに、元金105万円に加えて、元金115万2,500円として運用します。3年目の利息は、115万2,500円✖️0.05=5万5,125円 になります。元金+利息3年分で115万7,625円になります。
複利は1年毎の利息を元金に加えて運用することになります。
複利効果
今回の事例の単利と複利の運用成果の差は、115万7,625円(複利)ー115万円(単利)=7,625円 で、複利の方が増えることになります。
金利が高ければ高いほど、期間が長ければ長いほど、この差は大きくなります。
これを複利効果と言います。
よって、長期投資をする場合は、複利で運用する方が正解です。