2023-08-01から1ヶ月間の記事一覧

急速に高まるインド株式ファンドへの資金流入

インド株式ファンドへの資金流入が急速に高まっている。 下記のグラフを参照してほしい。 資金流入額は2022年10月の約103億円から、2023年7月には約1,311億円へと10倍以上に拡大している。 (出所:ウエルスアドバイザー) では、なぜ、インド株式は人気なの…

日本円、53年ぶりの実力低下が招く家計負担増

昨日、ドル円が9ヶ月ぶりに147円を突破した。 円安は円の価値が下がっていることだから、エネルギーや食糧の輸入に頼る日本の消費者にとって、物価が高くなり、家計の負担が増す。 消費者にとって、円安は大敵ですね。 では、円安は今後も続くのでしょうか?…

BRICSが世界の中心へ

国内公募追加型株式投信(確定拠出年金専用、ファンドラップ専用、及びETF除く)の先週の純資金流入額上位10ファンドを確認したところ、7ファンドが新規にランクインした。 今回はこの中でも、4つ新規にランクインしているインドに注目したい。 (出所:ウ…

楽天で人気の「日本株4.3倍ブル」はやめとけ

(出所:ウエルスアドバイザー) 8月14-18日の純資金流入額上位10ファンドに「楽天日本株4.3倍ブル」がランクインしました。 このような日本株⭕️倍ブルor ベアファンドは、いくつか種類があるが、結構人気の商品です。 この商品は、日本の株式市場全体の日々…

NISA口座変更の注意点

news.yahoo.co.jp NISA口座の金融機関変更手続きは、10月が一つの区切りになるので、注意していきましょう。 以下、2つの場合に分けて説明します。 <NISA口座を保有しているが、2023年何もしていない場合> 金融機関を変更したいのであれば、9月末までに変…

不動産クラウドファンディング VS J-REIT

creal.jp 不動産投資の一つの方法として、不動産クラウドファンディングが流行っています。 少額(1万円)から始められる、利回りが定期より高い、1〜2年くらいの短期間の投資、家賃や売却損を一定額保証するスキームで安全、自分で不動産を選べるなどメリッ…

ワンルームマンション投資はやめとけ!

最近、若者でワンルームマンション投資で失敗するパターンが非常に多いそうです。 金利の上昇局面だから、金利の低いうちに固定金利でお金を借りてマンション投資をしましょうと、これから更に営業が増えそうな予感がします。 結論、ワンルームマンション投…

長期金利が9年半ぶりに0.66%に上昇、注意すべきは?

www.bloomberg.co.jp 22日の債券市場では長期金利(10年国債金利)が0.66%まで上昇し、2014年1月以来の約9年半ぶりの高水準を付けた。 金利をコントロールしているのは、ご存じの通り日銀である。 通常日銀は短期の金利(主に1年以内)を政策金利を誘導しな…

「アクティブETF」6銘柄が9月7日に新規上場

www.wealthadvisor.co.jp 「アクティブETF」6銘柄が9月7日に新規上場する。 アクティブETFは先日記事にも詳細を記載したので、こちらを参照下さい。 nisa.work 上場が承認された3社6銘柄は以下の通り。 シンプレクス・アセット・マネジメント https://www.s…

進むドル離れ、金という選択肢

8月22日〜24日、南アフリカでBRICS首脳会議が開かれる。 BRICSとは、ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカの5カ国を指す。 これは先進国(日欧米)に対する対抗軸となる国々の集まりだ。 今回このBRICS連盟に22カ国が加盟を申請しており、約30カ国が…

日本版配当貴族指数「日経連続増配株指数」とは?

以前も紹介したように、米国株指数に配当貴族指数というものがあります。 S&P 500配当貴族指数とは、S&P 500指数構成銘柄のうち、以下を基準に作成されたインデックスになります。 25年以上連続で増配している銘柄が対象 時価総額30億米ドル以上 各銘柄のウ…

ふるさと納税は9月までがお得?

www.yomiuri.co.jp ふるさと納税は利用していますか? 2023年8月のデータによると、今年は前年より約150万人多い約890万人が利用しているとのことです。 ふるさと納税についてまだ利用していない方はこちらを参考にして下さい。 ふるさと納税は、納税してい…

「eMAXIS Slim オルカン」更に信託報酬引き下げ、コスト競争激化

moneyworld.jp 上記の通り、「eMAXIS Slim オルカン」などの信託報酬を更に引き下げてきた。 これは先日も記事にした「TracersMSCIオール・カントリー・インデックス(全世界株式)」、「はじめてのNISA・全世界株式インデックス(オール・カントリー)」の…

新NISA対応のロボアドとは?

ロボアドバイザー(以下、ロボアド)を知っていますか? ロボアドは資産配分や金融商品の選定、注文、リバランスに至るまで、自動で行ってくれる資産運用サービスです。 運用は人工知能を使ったAIが行います。 投資家がすることといえば、いくつか質問に答え…

新規設定「半導体関連世界株式戦略ファンド」が流入額トップ

7/31-8/4の純資金流入額上位10ファンドは以下の通りとなった。 これは直近で最も売れたファンドのランキングと置き換えても良いであろう。 (出所:ウエルスアドバイザー) 結果は、三井住友トラスト・アセットマネジメントが新規設定した「半導体関連 世界…

「TracersMSCIオール・カントリー・インデックス(全世界株式)」が更にコスト引き下げ

下記の通り、以前紹介した「TracersMSCIオール・カントリー・インデックス(全世界株式)」が、信託報酬以外に更にコストを引き下げてきた。 nisa.work おさらいであるが、グローバル株式インデックス(全世界株式)で最も純資産が大きいファンドは、「eMAXI…

新NISAで不動産投資(5)

nisa.work 前回はインデックスファンドを確認してみました。 今回はアクティブファンドを見ていきましょう。 国内REITのアクティブファンドは約60種類(分配金の別コース含む)がありますが、その中から以下に投資候補の5銘柄を抽出しました。 5銘柄の抽出条…

新NISAで不動産投資(4)

nisa.work 前回の続きです。インデックスファンドを確認しましょう。 数あるJ-REITのファンドの中から、信託報酬率の低いものから順番に並べて抽出したものが以下の5銘柄です。 (出所:ウエルスアドバイザー) 5銘柄ともベンチマークとしているインデックス…

新NISAで不動産投資(3)

nisa.work 前回の続きです。 前回は、REITに投資するなら、60銘柄から自分で個別に選ぶより、ファンド(投資信託)に任せたら良いのではという話をしました。 では、どのファンドが良いのか、見ていきましょう。 その前に確認しておきたいことは、REITへの投…

新NISAで不動産投資(2)

nisa.work 前回、不動産投資をするなら、まずは、新NISAを利用して、REITへの投資を考えてみてはという話をしました。 今回はその続きです。 REITとは、上場している不動産投資法人のことですが、2023年6月末現在でその数は60社(ETF、インフラ系投資法人除…