2024-06-01から1ヶ月間の記事一覧

2000年以降の金の収益率は米株を上回る伸び:ドル離れと金資産の重要性

(出所:2024年6月26日日経新聞) イントロ 金価格の上昇トレンド 金価格上昇の背景 1. インフレ懸念の高まり 2. 地政学的リスクの増大 3. ドル安の進行 4. 中央銀行の金購入増加 5. ETFなど金融商品の普及 資金逃避の加速 今後の見通し イントロ 21世紀に入…

個人向け国債金利上昇:NISA枠での投資がお得

(出所:2024年6月24日付日経新聞電子版) 個人向け国債の利回りが高水準となっています。 固定3年債が0.4%と過去最高、変動10年債は適用利率が0.69%と、2012年以来の水準、固定5年債は09年以来およそ15年ぶりとなる0.59%となりました。 個人向け国債の場合…

中国政府が金融危機への対応を強化

www.nikkei.com 中国が金融危機を防ぐのに躍起になっています。 以前から不動産不況による金融危機が騒がれている中国ですが、ここまで政府が肩入れするということは、相当まずい状況になっていると思われます。 これまでは地方政府任せだったみたいですが、…

そろそろNISAで金投資を始めてみては?

www.pictet.co.jp イントロ 金需要の増加と価格上昇 世界経済の変化 米国の金融政策と今後の見通し イントロ 金への投資は、このブログでは何度か推奨しています。 もう金への投資を始めましたか? まだの方は、そろそろ始めた方が良いのではと考えています…

インフレ、金利上昇の環境下、大幅増配が予想される銘柄とは?

www.nomura.co.jp 2025年3月期の配当総額は前期比8%増の約18兆円と4年連続で過去最高となる見通しです。 上場企業株の約2割を個人が保有しており、単純計算で家計に約3兆6000億円が入ることになります。 配当の場合、評価益と違って確定した収入となりますか…

NVIDIAの時価総額、世界首位526兆円:GAFAからの主役交代

はじめに NVIDIAの成長要因 GAFAとの比較 NVIDIAの戦略と展望 グラフで見るNVIDIAとGAFAの株価比較 まとめ はじめに 2024年に入り、NVIDIAが時価総額で世界首位となり、その評価額は526兆円に達しました。 この出来事は、これまでテクノロジー業界を支配して…

円の敵はオルカン?家計の円売りは止まらない

www.nikkei.com NISAを通じた個人の海外投資の拡大により「家計の円売り」が加速してます。 1〜5月の国内の投資信託運用会社などによる海外投資は5.6兆円超の買い越しとなり、2023年通年の4.5兆円を早くも上回りました。 2024年通年では約13兆円の買い越しに…

動けぬ日米、円安基調変わらず160円試すか

ドル円相場は、年末に1ドル140円近辺まで円高に進んでいたが、現在は1ドル157円程度を推移しており、円安を是正しようと日本政府がドル売り円買い介入したものの、円安基調からなかなか抜け出せていません。 なぜ、円安基調が変わらないかというと、この円安…

Copilot+PCの凄さ、AIの未来に投資しよう

6月18日から一斉に、Copilot+PCが販売されます。 なんのこと?と思われるかも知れませんが、簡単にいうと、AIが搭載されたパソコンということです。 通常のCPUにプラスして、NPU=「Neural network Processing Unit」 という、AI専門のプロセッサ(処理装置)を…

インデックスファンド市場の新展開:成長投資枠でも競争激化か

www.wealthadvisor.co.jp 新NISA開始6カ月で動き 資金流入の状況 新シリーズの特徴 競争の激化と今後の展望 新NISA開始6カ月で動き 2024年、新しいNISA(少額投資非課税制度)の開始に伴い、インデックスファンド市場が活性化しています。 2024年1月11日、ス…

欧米買収ファンドに追随したら

www.nikkei.com 米欧の買収ファンド会社が日本企業への巨額投資に乗り出すします。 総額約9兆円にもなります。 なぜ、これほど日本が注目されるのかというと、円安で企業価値が割安になっており、かつ、円は低利で借入ができるから、投資リターンが欧米に比…

新紙幣発行と経済効果

www.nri.com 7月3日に20年ぶりに新札が発行されます。 経済効果は1兆6千億円程度です。 主に、自動販売機、ATM、セルフレジなどを保有する業者は、新札に対応するように、新しい機種への入れ替えやシステムの改修を迫られる、余計な出費が出るため、大きな負…

日米欧の政策金利の動きと為替相場

www.asahi.com 欧州中銀(ECB)が、8年3ヶ月ぶりに政策金利を0.25%引き下げました。 欧州中銀だけでなく、カナダも4年3ヶ月ぶりに政策金利の引き下げを発表しました。 下記は日米欧の政策金利の推移ですが、見てもわかるように、インフレを抑制するために、…

新NISAを活用して実質賃金減少を補おう

www.jiji.com この4月は大きな賃上げがあり、基本給は前年同月比2.3%と、29年ぶり増加率となりました。 残業代も含めた現金給与総額だと前年同月比2.1%の増加となりました。 これだけ聞くと、給料が上がって家計の懐が潤ったように感じます。 ただ、この記事…

日本の半導体株ETF比較

www.nikkei.com 4日、「日経半導体指数」に連動するETF「NEXT FUNDS 日経半導体株式指数連動型上場投信」(NF日経半導体ETF)が、東京証券取引所に上場しました。 管理会社は野村アセットマネジメント。新NISAの成長枠投資対象銘柄になります。 世界の半導体…

米国の短期運用で最適な選択肢:iFreeWalletの魅力

www.daiwa-am.co.jp 大和アセットマネジメントから、短期米国債に投資する投資信託(NISA成長枠対象)が4月に新しく販売されていたので、こちらをご紹介します。 「iFreeWallet」という商品です。 なぜ、米国債かというと、前回の記事でもお伝えしたように、…

イールドスプレッドとは?日米の株式は割高か割安か

イールドスプレッドという指標を知っていますか? これは、株式と債券の利回り格差の比較から、株式が割高か割安かを判断する指標です。 算出の仕方は以下の通りです。 現在、S&P500のPER27.43倍で、その逆数(株式益利回り)は、3.64% 10年米国債利回り4.5%…

国内株式ファンドの驚きの事実!人気アクティブファンドでいいの?

はじめに 国内株式の人気ファンド 過去のパフォーマンス まとめ はじめに インデックスファンドとアクティブファンドどちらを購入するか迷う人は多いと思います。 海外株式のアクティブファンドは、海外の運用会社が運用する優秀なファンドがありますが、国…