米国の短期運用で最適な選択肢:iFreeWalletの魅力

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大和アセットマネジメントから、短期米国債に投資する投資信託(NISA成長枠対象)が4月に新しく販売されていたので、こちらをご紹介します。

 

iFreeWallet」という商品です。

 

なぜ、米国債かというと、前回の記事でもお伝えしたように、米国株と米国債を比較した場合、イールドスプレッドからみると、米国に投資するなら、米国株より米国債の方が割安だからです。

イールドスプレッドとは?日米の株式は割高か割安か - NISAで資産形成

 

下記は米国のイールドカーブですが、長期金利より短期金利が高いという歴史的にも珍しい逆イールド状態となっています。

 

通常、債券投資をする場合、長期債に投資する方が金利上昇した際の債券価格の下落が大きく、リスクは高くなります。その分長期債の金利が高くなるのが普通なのですが、現状はその逆になっています。

 

こんな時は、短期債を購入(短期金利で運用)した方が、金利も確保でき、かつ長期債よりリスクが小さい投資が可能となります。

 

 

では、米国の短期金利で運用する場合、どんな方法があるのでしょうか。

 

以下の通り、外貨預金、外貨建てMMF、短期米国債投信(iFreeWallet)の3つの方法があります。

(出所:大和アセットマネジメント)

 

この表で比較すると、一番の違いはNISAが利用できるかできないかになります。

 

NISAによる節税効果は、管理手数料の差を埋める以上のものになるので、NISAが利用できる「iFreeWallet」が最も投資効率が高くなります。

 

また、外貨預金と違って面倒な確定申告をしなくても良いのが大きいですね。

 

これまで、短期米国債への投資となると、ETFの銘柄はいくつかありましたが、投資信託(非上場)ではほとんどみかけないので、投資候補の一つにしてください。

 

米国株が割高だなと思う方、高金利を確実に取りたい方、円安のメリットを取りた方にはお勧めかと思います。

 

(参考)

nisa.work