2024-04-01から1ヶ月間の記事一覧

衝撃、1ドル160円突破:円の価値下落を見逃すな

www.nikkei.com 円相場が急落してドル円で一時160円台に突入、対ドルだけでなく、対ユーロでも171円台と最安値更新しました。 世界の主要通貨であるドルとユーロの両方に対して円が最安値ということは、円の価値そのものが下落していると言えるでしょう。 以…

金利状況と銀行経営:逆イールドの危険性と円安の可能性

www.nikkei.com 米地銀リパブリック・ファーストが破綻しました。 総資産は約9,500億円と全米211位の銀行とそれほど大きくない規模であり、かつ公的管理下に置かれ、他の銀行に引き継がれるので、大きな騒ぎにはなっていません。 ただ、これは米商業銀行、特…

1ドル=155円と34年ぶりの円安:なぜ円安は進むのか

www.bloomberg.co.jp 円が対ドルで34年ぶりに155円台に下落しました。 2022年9月〜10月の介入レベルの151.95円を大きく超え始め、介入警戒レベルに到達しています。 (出所:ブルームバーグ) では、介入すればこの円安の流れは止まるのでしょうか。 答えはN…

株主還元26兆円を掴み続けよう:長期投資における投資行動の重要性

www.nikkei.com 2023年度の自社株買いは、初の10兆円超えで2年連続過去最高を更新しました。 配当では約16兆円を還元するので、株主還元は併せて26兆円を超えそうです。 日本の上場企業の手元資金は2023年12月末で106兆円あり、業績も好調なため、株主還元の…

日経平均株価の調整局面とバリュー株の動向

日経平均株価は3月22日の年初来高値41,087.75 円を付けて、調整局面に入っています。 4月22日現在、37,438.61円 なので、年初来高値から ▲8.9% となっています。 ただ、この大幅な調整を主導しているのは、半導体関連などグロース株銘柄が中心であり、バリュ…

ハイテク企業「マグニフィセント7」の株価と米国株式の影響

これまで、世界の株高をリードしてきた米国を代表するハイテク企業「マグニフィセント7」の株価が揺れています。 「マグニフィセント7」とは、アップル[AAPL]、マイクロソフト[MSFT]、アルファベット、アマゾン・ドットコム[AMZN]、メタ・プラットフォ…

ビットコインの半減期と価格上昇の法則

news.yahoo.co.jp 本日がビットコインの半減期です。 googleのトレンドでも話題になっているようです。 なぜ、こんなに注目されているかというと、過去のトレンドでは半減期を過ぎて1年〜1年半程度は上昇トレンドに入るということがわかっているからです。 …

80億円投資家テスタの長期保有日本株42銘柄とは?

はじめに テスタ氏について テスタ氏の投資スタイル 現在の投資状況 投資の成果 銘柄の選び方 まとめ 参考記事 はじめに 日本のカリスマ投資家といえば、テスタ氏です。 彼の成功とその投資スタイルは、多くの投資家にとって非常に興味深いものとなっていま…

VIX指数上昇:市場の不安を読み解く

S&P500が連日急落し、アメリカ株が失速しています。 下記は、S&P500とVIX指数※の1年間の推移を表したものです。 (※)VIX指数とは、「Volatility Index」の略で、シカゴオプション取引所がS&P500種指数のオプション取引の値動きをもとに算出・公表している指…

EVバブル崩壊:テスラの従業員削減とトヨタの株価動向

www.bloomberg.co.jp テスラ、世界の従業員を10%以上削減、衝撃ですね。 テスラの昨年末の従業員数は14万473人ですので、削減数は1万4,000人超になります。 テスラのEVが価格を下げても売れません。 別にテスラだけではなく、中国の大手EVメーカーのBYDも苦…

新NISAの影響か、好パフォーマンスが続く国内株式型ファンド

www.wealthadvisor.co.jp (出所:ウエルスアドバイザー) 年初来の各カテゴリー別のパフォーマンス(2024年3月末)を見ると、国内株式型ファンドの好パフォーマンスが16.9%と全10分類中でトップとなりました。 2023年年間のトータルリターンも25.9%と全大…

シャープ・レシオが「6」を超える?投信のパフォーマンスの測り方

投資信託のパフォーマンスを評価する代表的な指標としてリスク(標準偏差)あたりのリターンを示す「シャープ・レシオ」があります。 計算式は以下の通りです。 シャープレシオ= (投信のリターン−無リスク資産の収益率) / 投信の標準偏差 個人で考える場…

NISA成長投資枠対象:Global X Japan ETFを3本追加

info.monex.co.jp Global X Japan が2024年4月10日に新しく3本のETFを国内に上場させました。 これで、この会社の国内ETFは42本、海外ETFは44本で運用総額も3,000億円を超えて好調です。 この会社のETFは他ではあまり取り扱わない尖ったETFが特徴なので、ウ…

日本株割安の理由:バフェットの起債から読み解く

www.bloomberg.co.jp 世界一の投資家であるウォーレンバフェットが率いる米バークシャー社が、円建て社債の発行を計画しています。 この情報が出ると、大手商社株がこぞって2-3%上昇しました。 実は、米バークシャー社は、三井物産、三菱商事、住友商事、伊…

カカオショック:価格が1年間で3倍以上に

news.yahoo.co.jp みなさんが子供の頃から大好きチョコレート、今後価格が爆上がりしそうです。 チョコレートの原料はカカオ豆ですが、このカカオ豆の価格が1年間で3倍以上に高騰しています。 下記はカカオ豆の価格推移ですが、このグラフを見ればここ1年で…

金価格連日の最高値更新:金融リスクの高まりに備える米国個人投資家

www.wealthadvisor.co.jp 金(Gold)の価格が連日史上最高値を更新し続けています。 下記のグラフを見て下さい。 直近の赤の点線で囲った部分ですが、金価格が急上昇しているのがわかると思います。 一方で、同じ期間、米株(S&P500指数)や原油価格はそれほ…

家賃相場上昇:インフレ対策はできていますか

www.kantei.ne.jp 記事によると、住宅の家賃相場が上がり続けているようです。 例えば、東京の23区の家賃相場です。 6年間で22%上昇しています。年平均3.4%の上昇です。 (1㎡あたり) 2018年1月:2,742円/㎡ → 2024年1月:3,570円/㎡ (平均56㎡で計算す…

新NISA日本株買い年9兆円へ、日本株相場をけん引

www.nikkei.com 日本証券業協会が3月に公表した証券会社10社(大手5社・ネット5社)の2月末時点のNISA口座の開設・利用状況によると、1〜2月の買付額(1カ月平均)は、合わせて1兆7,700億円と、前年1〜3月の月平均の3倍に達しました。 当初の予想では、海外…

EVバブル崩壊とトヨタの台頭

www.nikkei.com EV大手テスラの1-3月世界販売が前年同月比9%減と約4年ぶりマイナスとなりました。 中国EVメーカーとの価格競争にさらされ、中国販売が約20%減少したのが響いたようです。 ただ、低迷の原因はそれだけの問題ではなく、EVバブルそのものが崩壊…

新社会人にお勧めの貯蓄法

www.nikkei.com 4月1日になりました。 新社会人になる方も多いと思います。 これまではある意味親からの経済的援助を受けて育ってきましたが、社会人になると、経済的な自立が求められます。 では、何から始めたら良いのでしょうか。 せっかくNISAがあるのだ…

PBR1倍割れ解消に再注目

www.nikkei.com 新NISA経由で購入された日本株式で人気の個別銘柄は何でしょうか。 ネット証券大手5社のNISA経由の買い付け金額(1月〜3月15日)を集計したところ、以下の通り、配当や株主優待が充実した銘柄が上位を占めました。 (出所:2024.4.1付日経電…