4月1日になりました。
新社会人になる方も多いと思います。
これまではある意味親からの経済的援助を受けて育ってきましたが、社会人になると、経済的な自立が求められます。
では、何から始めたら良いのでしょうか。
せっかくNISAがあるのだから、運用して増やさなきゃと、種銭もないのに少額の資金でリスクを大きく取りに行く人がいます。
これは絶対やってはいけないことです。
まずは種銭作りから始めます。
そのためにはまずいくらまで貯めるかを決めましょう。
そうですね。
一旦100万円を目指しましょう。
この100万円を目標に、毎月決まった額を貯めるようにしましょう。
目安は月給の手取りの1-2割です。
例えば手取りが20万円とすると、その2割だと4万円です。
賞与は年間4ヶ月分(6月2ヶ月分、12月2ヶ月分)としましょう。
1年目年間貯蓄 4万円✖️12ヶ月+4万円✖️4ヶ月=48万円+16万円=64万円
2年目10月まで 4万円✖️7ヶ月+4万円✖️2ヶ月=36万円
このように1年10ヶ月で100万円貯蓄ができます。
でも実際に生活を始めると、なかなか支出が抑えきれずに手取りの2割の目標が1割になり、しまいには貯蓄ができなくなることも起こります。
人とはそういうものです。意志が弱いのです。
ここで重要なのが、考え方とやり方です。
考え方は、収入ー支出=貯蓄 ではなく、 収入ー貯蓄=支出 です。
支出して余ったら貯蓄ではなく、まず貯蓄して余った分で支出するという考え方を持ちましょう。
次にやり方です。
貯蓄専用の口座を作って、強制的に給与天引きにして下さい。
この方法が最適です。
もちろん、NISAの口座に給与天引きもありです。
この際のNISAでの運用は物価連動国債のファンドなど、ほぼリスクの取らないものにして下さい。
すぐ増やしたい、儲けたいと運用を始めたい気持ちはわかりますが、まずは種銭作りが必須です。
それまではリスクを取った運用で貯蓄を減らさないことです。
本格的なリスクを取った運用は種銭ができてから、運用の勉強をしてからにしましょう。
まずは貯めること、そして並行して運用の勉強をすることから始めて下さい。