新NISAを活用して実質賃金減少を補おう

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この4月は大きな賃上げがあり、基本給は前年同月比2.3%と、29年ぶり増加率となりました。

残業代も含めた現金給与総額だと前年同月比2.1%の増加となりました。

 

これだけ聞くと、給料が上がって家計の懐が潤ったように感じます。

 

ただ、この記事の4月実質賃金0.7%減少、25ヶ月連続というところに注目して下さい。

 

名目賃金と実質賃金の増減率のグラフは以下の通りです。

 

実質賃金がマイナスということは何を意味するのかわかりますか?

 

例えば、見た目の賃金(名目賃金)が前年比2.1%上昇しても、物価が前年比で2.8%上昇すると、これまでと同じ生活をしても賃金以上に物価が上がった分、持ち出しが多くなるということになります。

 

これが25ヶ月連続続いているということだから、生活は苦しくなるばかりと言えます。

 

給料は賃上げはあれど、物価上昇に追いつかないのであれば、給料だけに頼る生活をしていたのでは、いつか破綻をしていまします。

 

そこで、その差額の部分を補う収入が必要になります。

 

副業で稼ぐというのも一つの手ですが、そう簡単に稼げるものでもありません。

 

ここはやはり資産運用で補うというのが最も有効かと思います。

 

具体的に見てみましょう。

 

前年の給与+残業代が月50万円の場合、賃上げで2.1%増加すると、10,500円毎月収入が増えます。

 

前年の月の生活費が平均45万円の場合、物価が前年同月比2.8%上昇すると、12,600円毎月費用が余計にかかります。

 

差し引き、前年に比べ、毎月2,100円(10,500円ー12,600円)、年間25,200円負担が増すことになります。

 

もし、100万円の貯蓄があれば、NISAで2.5%で運用すると、毎年2.5万円の収入ができるので、負担増の部分を補うことができます。

 

これが資産運用で実質賃金のマイナスを補うイメージです。

 

これがお金に働いてもらうという考え方です。いかに資産運用が重要かというのがわかったと思います。

 

サラリーマンは収入が限られますので、最も強い味方であるNISAを利用して、運用収益を増やしていきましょう。

 

事業者への補助金がなくなるため、6月から電気代など光熱費が一段と上がります。

 

これに併せた政府のまやかしの減税(6月の一時的な減税)などに期待せず、自分の身は自分で守りましょう。