イントロ
金への投資は、このブログでは何度か推奨しています。
もう金への投資を始めましたか?
まだの方は、そろそろ始めた方が良いのではと考えています。
金需要の増加と価格上昇
金への投資を勧める背景には、記事にもあるように、金の需要は世界的に日々高まっているからです。
以下は過去5年間の米ドル建て金価格の推移です。
年平均利回り(複利)で約11%ほど上昇しています。
(出所:google)
この根底にあるのは、米ドルの通貨価値下落です。
金は世界中で取引されていますが、基本的な通貨単位は米ドル建てです。
これは金に限らず、コモディティ全般に言えることです。したがって、金価格を見る際には、まずはドル建ての価格を見ることが重要です。
歴史的に、金は基軸通貨である米ドルと基本的に逆の値動きをします。
米ドルの価値上昇=金価格下落
米ドルの価値下落=金価格上昇
世界経済の変化
以前の米国一人勝ちの世界では、米ドルの価値は高く保たれ、世界各国(中央銀行含む)誰も米ドルを持つことに不安はなかったと思いますが、今は違うのではないでしょうか。
2024年1月には、中国、ロシア、インドなど非西欧の新興経済大国によって結成されたBRICSに、2024年1月から新たにエジプト、エチオピア、サウジアラビア、イラン、アラブ首長国連邦(UAE)の5カ国が加盟、10カ国に拡大しました。
ほかにも40カ国が加盟を表明しているといいます。
このBRICSの中央銀行は米ドルを外貨準備に持つことを放棄しつつあります。
最も頼りにしていた新米サウジアラビアもBRICS陣営に入っており、米ドルで原油取引をするペトロダラー体制も維持されるか微妙な状況です。
簡単に言えば、世界各国が米ドルを持たなければならない状況が徐々に薄れているということではないでしょうか。
米国の金融政策と今後の見通し
急激に利上げしてきた米国も、ここにきて利下げの方向性になってきています。
今は5%の金利が付くドルですが、金利が低くなるドルを持つ意味はますます薄れていくものと思われます。
米ドルの価値下落=金価格上昇 という逆相関の関係を考えると、
金価格は中長期的には上昇していく方向性ではないでしょうか。
金に投資には、現物の金を購入する方法もありますが、税金面と手軽さを考慮すると、NISAを利用して投信で購入するのが良いと思います。
金投資については以下の記事を参考下さい。