2023-09-01から1ヶ月間の記事一覧

PBR1倍割(2080)ETFとは?

前回、日本株はバリュー株優勢の状況が続くのではないかとの話をしました。 その理由は、今年3月に東京証券取引所がPBR(株価純資産倍率)1倍以下の企業に対して改善策を開示・実行するよう要請したことにありましたね。 以下、東証の要請のリンクです。 ht…

日本株に投資するならバリュー株 or グロース株

前回は消去法の日本株投資という話をしました。 今回は、もし、日本株投資をするのなら、どのようなタイプの株式に投資したら良いか考えて見いましょう。 株式のタイプは、バリュー株(割安株) と グロース株(成長株)に大別されます。 バリュー株とは、対…

消去法の日本株投資

2023年4月に投資の神様 ウォーレン・バフェット氏が日本に来日した。 2011年から12年ぶり2回目の久々の来日となった。 彼は2022年8月から日本の大手商社株に投資、来日してさらに追加投資をしていく旨、言及していた。 この出来事をきっかけに、海外投資家が…

投信の保有コストは総経費率で見よう

ファンドの「総経費率」に対する注目度が高まりつつある。 総経費率とは実際の運用でかかったコストのことで、運用管理費用である「信託報酬」と「その他費用」の大きく2つに区分される。 「その他費用」には、主に監査法人に支払われるファンドの監査費用な…

純資金流入額ファンドTOP10(2023年9月19日〜9月22日)

(出所:ウエルスアドバイザー) 国内公募追加型株式投信の先週(2023年9月19日-9月22日)の純資金流入額上位10ファンドに、新規設定の以下の2ファンドがランクインした。 「世界半導体関連フォーカスファンド」(岡三アセット) 「SBI・iシェアーズ・イン…

新NISAを利用して日本株で毎月の不労所得を作ろう

今日は、「新NISAを利用して日本株で毎月の不労所得を作ろう」というのがをテーマです。 新NISAでは積立投資での資産形成がテーマになることが圧倒的に多いが、特に資産形成が一段落した退職層、シニア層にとっては、毎月定期的にインカム収入を得たいという…

「Cash is loser」 現金最弱時代に備えよ

www.nikkei.com 23年6月末時点の日本の家計の金融資産は前年同期比4.6%増の2115兆円で過去最高を大幅に更新しました。 この内訳が興味深いです。 現預金の増加率より、株式等、投資信託の増加率が大きくなっています。 これは、預金から株式、投資信託への資…

2024年世界経済成長率2.7%に下方修正

www.bloomberg.co.jp OECDという機関が発表した予測によると、2024年世界経済の成長率は2.7%に下方修正して、世界経済が鈍化に向かっているとの見方を示した。 新型コロナのパンデミック(世界的大流行)が始まった20年を除けば、24年は世界的な金融危機以後…

全世界株式に投資するならこの3ファンドがお勧め

全世界株式に長期分散投資するのなら、以下の表の3ファンドがお勧めです。 左と真ん中のファンドは、インデックスファンドで、右がスマートベータ運用のファンドです。 スマートベータとは、インデックスとアクティブの間のイメージです。 この3つの違いは、…

金利上昇で銀行株復活か?

x.com 長期に渡って低迷してきた銀行株が復活し始めた。 下記のグラフの通り、長期金利(10年国債)の動きと銀行株の動きは連動している。 ではなぜ、長期金利の動きと銀行株は連動するのだろうか。 銀行は普通預金など短期の金利で預金を集めて、短期(1年…

つみたてNISA対象ファンド追加(2023年9月15日時点)

9月14日、「明治安田DC外国株式リサーチオープン(愛称:DCジェットストリーム)」と「楽天資産形成ファンド(愛称:楽天525)」が「つみたてNISA」の対象ファンドに登録された。 つみたてNISA対象ファンド数は、「指定インデックス投資信託」が209本、「指…

アルゼンチンのインフレ率124%の生活とは

jp.reuters.com アルゼンチンのインフレ率が、8月前年比124%と加速している。 32年ぶりの上昇率とのことだ。 前年比124%といってもピンとこないとは思うが、具体的にいうと、1年前に180円だったガソリン価格が 180×124%=223円 上昇して、403円(180+223)…

金利上昇で見直すべきものは?

www3.nhk.or.jp 12日、長期金利(10年国債利回り)が0.72%まで上昇した。 これは2014年1月以来の水準。 これは、日銀が2016年1月に導入したマイナス金利(短期金利)を年明けにも解除するのではないかとの思惑が出ているからだ。 世界はインフレ傾向を受けて…

純資金流入額ファンドTOP10(2023年9月4日〜9月8日)

(出所:ウエルスアドバイザー) 国内公募追加型株式投信の先週(2023年9月4日-9月8日)の純資金流入額上位10ファンドは、「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」が4週ぶりのトップとなったほか、4ファンドが新規にランクインした。 先週新規…

日本の中小型株ファンド10年リターントップ3

前回、長期投資の場合、日本の中小型株ファンドは成長性の限界があるので、グローバル企業に成長する可能性が高い米国株の方が良いのではないかとの話をしました。 ただ、そんな日本の中小型株でも、上手く長期的に運用できれば、相応のパフォーマンスは目指…

日本の中小型株投資は有効か

新NISAは長期間の運用となるので、特に成長枠投資については、少しでも高いパフォーマンスを狙いたいところです。 より高いパフォーマンスを狙いたいのであれば、中小型株は狙い目になります。 それでは、日本の中小型株の長期パフォーマンスを見てみましょ…

米中対立で米国株の下落リスク高まる

www.bloomberg.co.jp アップルの株価が一時期5%下落して、約28兆円の時価総額が吹き飛んだ。 日本で最大のトヨタの時価総額は42兆円だから、トヨタの半分以上の企業価値が失われたことになる。 下落の理由は、中国当局が政府系機関や国有企業に「iPhone」の…

今話題の金を新NISAで投資すべきか?

8月29日に1グラム1万円の価格を付けた金だが、投資対象資産として有効なのだろうか。 まず価格推移を見てみよう。 金はドル建て商品なので、日本から投資をする場合は、国内金価格を参照しましょう。 1973年4月2日の価格は825円であったが、約50年経った今の…

オルカン3兄弟の8月実績

全世界株式に投資するファンドとして有名なのが、MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(配当込み、円換算ベース)に連動するインデックス投信である。 純資産額で最大のファンドは、eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー) で、信託報酬を業界…

純資金流入額ファンドTOP10(2023年8月28日〜9月1日)

国内公募追加型株式投信の先週(2023年8月28日-9月1日)の純資金流入額上位10ファンドは、新規設定ファンドの「みずほ日本オールキャップ株式ファンド」が第2位、「にいがた未来応援グローバル株式ファンド」(愛称:グローカルにいがた)が第8位にランクイ…

アクティブファンド選びで注意したいこと

下記のグラフは、海外株投信で10年以上運用実績があるアクティブファンド174本の収益率分布である。 MSCIコクサイというインデックスファンドの収益率は13%なので、インデックスファンドを上回っているファンドは31本と全体の約20%程度となった。 約80%のフ…

退職金運用で失敗しないコツ(商品編)

前回、退職金運用で失敗しないコツを記事にしましたが、今回はその続編です。 前回立てた運用計画では、必要な運用利回りが年5.5%となりました。 また、年金の足しにするために、資産を定期的に取り崩していくことにしました。 今回はこの条件をもとに、具体…

退職金運用で失敗しないコツ

日本のサラリーマン(大卒)の平均の退職金は約2,000万円と言われています。 この大事な退職金はしっかり運用して、老後の年金の足しにしていきたいですね。 ただ、現代の退職サラリーマンは、金融教育も受けていないし、運用は妻に任せっぱなしなので、運用…

生活防衛資金で少しでも利息を稼ごう

生活防衛資金とは不測の事態に対応するための資金です。 例えば、病気で働くことが急に困難になったら、失業したら、自然災害に遭ったらなど、どれも保険でカバーすることもできますが、全てのリスクに保険をかけたら、保険料がバカになりません。 このよう…

激しさ増すネット証券手数料競争

www.nikkei.com ネット証券最大手のSBI証券と同2位の楽天証券は31日、日本株の売買手数料(現物取引、信用取引)を無料にすると正式発表した。 1注文あたり55〜1070円かかっていたものが無料となる。 SBIは9月30日、楽天は10月1日注文分から開始予定。 2024…