(出所:ウエルスアドバイザー)
国内公募追加型株式投信の先週(2023年9月19日-9月22日)の純資金流入額上位10ファンドに、新規設定の以下の2ファンドがランクインした。
- 「世界半導体関連フォーカスファンド」(岡三アセット)
- 「SBI・iシェアーズ・インド株式インデックス・ファンド」(SBIアセット)
この2ファンドについて、内容を確認していくことにしよう。
【世界半導体関連フォーカスファンド】
一言でいうと、日本を含む世界の半導体関連企業の中から、成長性や株価の割安感などを踏まえて絞り込んだ35~65社の株式に投資するアクティブファンド。
- 運用プロセス:半導体関連700銘柄から高成長が期待できる領域の関連銘柄を100〜150社抽出、個別銘柄の詳細調査・バリュエーション分析で35〜65社を選定
- 運用会社:ニューバーガー・バーマン・グループ・エル・エル・シー(1939年の独立系運用会社、運用資産残高58兆円、740名の運用担当者が在籍)
- 購入手数料:3.3%上限(販売会社により異なる)
- 信託財産留保額(解約時にかかる手数料):なし
- 信託報酬率:1.948%(税込)
- 販売会社:岡三証券、岡三にいがた証券、三縁証券、証券ジャパン
【SBI・iシェアーズ・インド株式インデックス・ファンド】
一言でいうと、「S&P BSE SENSEXインデックス(配当込み、円換算ベース)」に連動する運用を目指すインデックスファンド。
- 「S&P BSE SENSEXインデックス」:インドのボンベイ証券取引所に上場する銘柄の中から、流動性、取引規模、業種などに基づいて選定された30銘柄で構成される株価指数
- 世界最大の資産運用会社ブラックロックの「iシェアーズ・コア S&P BSE SENSEXインディアETF」を通じて投資
- 購入手数料:なし
- 信託財産留保額(解約時にかかる手数料):なし
- 信託報酬率:0.4638%(税込)
- 販売会社:SBI証券
以下が「iシェアーズ・コア S&P BSE SENSEXインディアETF」の米ドル建てのパフォーマンスです(緑色、円安による価格上昇は入っていません)。
10年で2.5倍の上昇が見て取れます。
インドの成長は凄いですね。
ETFのパフォーマンスがインデックスに大きく負けているのが気になりますが・・・
両ファンドとも、将来の成長力にフォーカスしたテーマ(業種:半導体、国:インド)に絞り込んだファンドで、人気も高そうです。
大きな値上がり益を期待したいのなら、このようなファンドに投資するのもありです。
ただ、当然ながらその分リスクも大きくなると言うことを想定しておいて下さい。
以上、ランキング入りしたファンドの紹介でした。
参考にして下さい。