純資金流入額ファンドTOP10(2023年10月30日〜11月2日)

(出所:ウエルスアドバイザー)

 

国内公募追加型株式投信を対象として、ウエルスアドバイザー推計値に基づいて先週(2023年10月30日〜11月2日)の純資金流入額上位10ファンドを確認したところ、

インベスコ 世界厳選株式オープン<為替ヘッジなし>(毎月決算型)」が2週ぶりのトップとなったほか、以下、4ファンドが新規にランクインした。

  • HSBC インド・インフラ株式オープン
  • キャピタル 世界株式ファンド
  • アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信Bコース(為替ヘッジなし)
  • ダイワ・ダイナミック・インド株ファンド

全体的に、米国株、世界株、日本株、インド株への投資の傾向はこれまで通りであった。

 

本日は、今年始めてのランク入りとなった「ダイワ・ダイナミック・インド株ファンド」の内容について見てみよう。

  • 2007年12月26日設定(約16年)
  • 純資産額1,103億円
  • アクティブファンド
  • ボトムアップアプローチ(30〜40銘柄)
  • SBI Funds Management Limitedの助言を受け、ダイワ・アセット・マネジメント(シンガポール)リミテッドが運用
  • BSE500指数採用銘柄(ボンベイ証券取引所に上場する500銘柄で構成される総合指数)のうち、インド経済の発展に必要なインフラ関連銘柄、人口増加や所得水準の向上に伴う消費の拡大に関連する銘柄に投資
  • インドルピー建て(82%)、ドル建て(18%)
  • 販売会社:SBI新生銀行、auカブコム証券、大和証券、SBI証券、松井証券、マネックス証券、楽天証券ほか
  • 販売手数料上限3.3%(税込)
  • 信託報酬1.848%(税込)

 

このファンドは、インド株式の中でも、インフラや消費拡大に焦点を当てて銘柄を選んでいるので、主に内需株に投資するファンドである。

 

国内の需要(消費や投資)に関連する企業の株式を内需株、輸出に関連する企業の株式を外需株という。

 

インドのように人口が多く、発展途上の国は、一般的には内需主導の経済成長になるので、どちらかといえば内需株が有望であろう。

 

その点では、インド株の中でも内需株に焦点を当てたこのファンドは通常のインドのインデックス株ファンドよりパフォーマンスが高くなると想定される。

 

ただ、他にもこのようなコンセプトのファンドを多くあるので、パフォーマンス実績やコストも比較した上で、購入すべきであろう。