2023年注目の高配当ファンド:SBI日本高配当株式ファンドの全貌とその魅力

(出所:ウエルスアドバイザー)

 

ウエルスアドバイザー推計値に基づいて、先週(2023年12月11-15日)の純資金流入額上位10ファンドを確認したところ、

新規設定の「SBI日本高配当株式(分配)ファンド(年4回決算型)」(愛称:SBI日本シリーズ - 日本高配当株式(分配))がランクインした。

 

SBIアセットマネジメントの「SBI 日本高配当株式(分配)ファンド(年4回決算型)」は12月12日の設定。

先週は約75億円の純資金流入となり、第5位となった。

ファンド詳細│投資信託│SBIアセットマネジメント

 

同ファンドは日本株に投資するアクティブファンド

配当利回りに着目し、高水準のインカムゲインと中長期的な値上がり益の獲得によるトータル・リターンの追求する。

銘柄選定に際しては、予想配当利回りが市場平均と比較して高い銘柄を中心に、企業の収益性や安全性、株価水準などを考慮する。

投資銘柄は30社程度で随時見直し。

年4回分配。

信託報酬等(税込)は年0.099%で、一般の投資家が購入できる国内株式に投資するファンド(確定拠出年金専用、ファンドラップ専用、ETF除く)では、パッシブも含めた全ファンド中で最安となっている。

 

このファンドは日本株のアクティブファンドでありながら、この低い信託報酬は非常に魅力的だ。

 

同じランキング表で8番目にランキングしている「日本好配当リバランスオープン」という人気の日本株アクティブファンドがある。

日本好配当リバランスオープン|ファンド情報|SBI岡三アセットマネジメント

 

このファンドも日本株の配当利回りの高い銘柄に投資するファンドだが、この運用方法は単純に日経500種平均株価採用銘柄の配当利回りを高い順に並べ、約70銘柄に投資し、毎月リバランスをするといった投資手法である。

そんなに運用に手間がかからないアクティブファンドと言える。

このファンドの信託報酬は0.913%(税込)なので、先ほどのSBI日本高配当株式ファンドに比べ約10倍の手数料になっている。

 

コストだけ比べると、圧倒的にSBI日本高配当株式ファンドの方が優位である。

 

開始したばかりのアクティブファンドで実績もないので、なんともいえないが、長期的に投資するならこのコストの違いは大きいと思う。

いきなり人気が出るのも頷ける。

 

日本株の高配当利回り銘柄への投資を考えるのなら、このSBI日本高配当株式ファンドを投資候補の一つとして検討したみたらどうか。