2024-05-01から1ヶ月間の記事一覧

日の丸半導体復活に賭ける日本政府

www.nikkei.com 最先端半導体の量産を計画しているラピダスに日本政府はこれまで1兆円近い補助金を出してきました。 これに追加で民間融資に5兆円の政府保証を付けることを発表しました。 民間企業に政府が総額6兆円の支援を実施するということは、異例中の…

新NISAで早くもしくじった人に送る投資初心者の教訓

news.yahoo.co.jp 新NISAが始まって、5ヶ月が経とうとしていますが、今回新しく投資を始めた方の成績はいかがでしょうか。 普通にオルカン、S&P500、日経平均など、1月から積立している人は評価益が出ているので、インデックス投資をしている方は特に問題は…

安全保障上の観点から日の丸半導体を再評価すべきでは?

www.nikkei.com 米国が中国に半導体規制を課していることで、中国は自前で半導体サプライチェーンを作ることに必死になっています。 米国や欧州連合に匹敵する規模(7兆円)の資金をここに投じるようです。 (出所:2024年5月27日付日経新聞) なぜ、こんな…

新NISAにおける住宅ローン活用法

nisa.work 前回は、住宅ローンの変動金利が上がり始めたからといって、NISAでの運用と住宅ローン繰上げ返済どちらを優先すべきかを考えるのではなく、まずは、最大のリスクである金利上昇に備えるため、変動金利を固定金利に借換えることを優先すべきと書き…

住宅ローン繰上げ返済と新NISA:どちらを優先すべきか

president.jp この記事を読むと、住宅ローンの変動金利が上がり始めたから、NISAより、住宅ローンの返済を優先すべきと書いてあります。 住宅ローンとNISAを両立できるのは、「余裕資金が住宅ローンの残高よりも多い人」だそうです。 そんな人はほとんどいな…

新NISA米国個別株投資で一番人気の銘柄とは

日本の個人マネー、NISA経由でNVIDIAに 4月購入額が海外株ランク首位https://t.co/FCj6xuQbsB pic.twitter.com/smZZBQMGtU — 日本経済新聞 電子版(日経電子版) (@nikkei) 2024年5月23日 新NISAを利用して海外個別株を購入する個人が増えているようです。 …

日本の長期金利11年ぶり1%へ:やってはいけない投資行動とは

www.nikkei.com 日本の長期金利(10年国債利回り)が11年ぶりに1%台に上昇しました。 つい4年ほど前は、マイナス金利だっただけに、急激な金利上昇となっています。 (出所:2024年5月22日付日経新聞) この長期金利上昇は、日本経済の様々なところに、大き…

超長期の好パフォーマンスファンド:JPM・ザ・ジャパン

www.nikkei.com 新NISA成長投資枠で長期投資するなら、どのファンドを選択するするか迷うところです。 超長期の20年リターンでパフォーマンスが上位のファンドが以下にランキングされているので、確認してみましょう。 (出所:5月21日付日経新聞) このラン…

ソフトバンクグループ社債 VS ソフトバンク株式

www.nikkei.com ソフトバンクグループが個人向けに社債5,500億円を発行します。 期間7年で利率は年2.65〜3.25%を仮条件として5月31日に決定します。 パッと見た目、携帯のソフトバンクだし、条件も定期に比べれば良いしと購入してしまいそうになりませんか。…

持ち合い株解消の受け皿は日本の投資家で

www.nikkei.com 東証プライム上場企業の約7割に当たる約1,100社が3月末までに持ち合い株の削減方針を示しています。 持ち合い株は、日本企業同士で一定量株式を持ち合うことで、強固な関係を築くツールとして使われてきました。 株を持ち合うということは、…

三井住友FG 16年半ぶりの高値更新:金利上昇の勝ち組銀行株

www.nikkei.com 三井住友フィナンシャルグループの株価が16年半ぶりの高値をつけました。 理由は、業績が好調なこと、株主還元策を強化していること、株価が割安と見做されていること、金利上昇の恩恵を受けること(インフレに強いこと)と思われます。 では…

スタグフレーションとは?経済の異変に備えよ

www.nikkei.com 日本の1〜3月は、実質GDP年率2.0%減とマイナス成長となりました。 これで日本経済は1-3月期にマイナス成長に陥り、3期連続で成長が見られない状況となっています。 一方で物価というと、3月は2.6%上昇しています。 これは、景気が停滞して…

ウォーレン・バフェット流:熱烈なファンこそ強さの秘訣

www.nikkei.com ウォーレン・バフェットといえば、世界一の株式投資家であり、尊敬を集める人物です。 93歳と高齢になったが、自身が運営する投資会社バークシャー・ハザウェイ社の株主総会には毎年出席しており、今年も4万人の株主を集め、スピーチをしまし…

オルカン買えば円安進む:NISA円安じわり進行

www.nikkei.com 10日発表のデータによると、投資信託を経由した個人の対外(海外)証券投資は1〜4月で4兆円を超えました。 2005年以降で同期間として最大です。 これは新NISAで外国株式で運用する投信購入が増えたためです。 月に約1兆円の海外投信を購入す…

国内株式ファンドのパフォーマンス比較:1年で2倍の違い

今日は、国内株のインデックスファンドのパフォーマンスも選ぶ商品によって、大きな差があるよという話です。 以下、5/10時点で1年間のトータルリターンが高い国内株ファンドのパフォーマンスランキング上位の3つになります。 GX半導体関連ー日本株式:86.9%…

国の借金1,297兆円と過去最大に騙されるな

www3.nhk.or.jp 日本の財政が一段と厳しいらしい。 国の借金が多い→ 日本の信用力低下→ 減税や補助金削減→ 増税 国の借金が多いので、増税をしなければならないという論調になっています。 これは増税を正当化するために、国民を洗脳する報道です。 日本国民…

AI革命への挑戦:ソフトバンクグループ10兆円投資へ

www.nikkei.com ソフトバンクG率いる孫氏が、AI革命に10兆円と巨額の投資をする計画をぶち上げました。 その中核はAI向け半導体の開発・製造事業となるようです。 この分野はエヌビディアが先行しており、著しい成長をしている分野です。 エヌビディアの株価…

リスクヘッジの戦略:インフレ円安環境で際立つトヨタ自動車の強さ

www.nikkei.com トヨタ自動車が日本企業初の営業益5兆円を超えました。 この稼いだ資金を研究開発費(1兆3千億円)、自社株買(1兆円)、人件費増に拠出します。 従業員は連結で36万人、下請が135万人なので、相当多くの人がこの恩恵を受けれるということで…

賢明な投資を目指せ:積立投資で地道に資産形成

www.nikkei.com 2024年3月末時点、NISA口座数の1位は楽天証券で520万口座、2位はSBI証券で477口座とこの2強が突出しています。 楽天証券によると、半数以上が30歳代以下で、女性が5割強のようです。 この層は資産形成層で新しく投資を始めた人が大半でしょう…

投資ファンドの新展開:Tracers S&P500トップ10インデックス

prtimes.jp イントロダクション ファンドのコンセプト 運用戦略と銘柄の選定 パフォーマンスの比較 投資のメリットとリスク ファンドのコスト 取扱金融機関 購入方法と推奨戦略 まとめと締めくくり イントロダクション 日興アセットマネジメントは、新しい投…

投資の視点:PBR指標の改善と株価動向

www.nikkei.com PBR1倍超えの銘柄が3月末で、東京プライム市場の6割を占めました。 1年前は5割でしたので、1割(184社)の企業がPBRを1倍割を解消したことになります。 PBRの指標については以下の記事を参照下さい。 円安時代の日本株投資の勧め:日本株は割…

円安時代の日本株投資の勧め:日本株は割高ではないか?

はじめに:現在の円安状況とその影響 個人投資家の動向 日本株の現状と投資判断 株価評価指標の国際比較 日本経済と株価の将来展望 結論 はじめに:現在の円安状況とその影響 一時的に160円台まで進んだ円安は、為替介入によって155円台に一旦戻しました。 …