投資の視点:PBR指標の改善と株価動向

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PBR1倍超えの銘柄が3月末で、東京プライム市場の6割を占めました。

1年前は5割でしたので、1割(184社)の企業がPBRを1倍割を解消したことになります。

 

PBRの指標については以下の記事を参照下さい。

円安時代の日本株投資の勧め:日本株は割高ではないか? - NISAで資産形成

 

東証は昨年3月、経営指標の目標の引き上げや株価を意識した経営に取り組むよう異例の要請をしました。

このある意味外圧により、日本の企業は株主を意識した経営に大きく舵を切り出しました。

その結果が今回のPERの改善となって表れています。

 

では、このPBR1倍超えに改善した企業の株価はこの1年でどのような動きになったのでしょうか。3銘柄ほど見てみましょう。

 

以下の通り、日経平均株価の1年の上昇率+32%に対し、それを上回るパフォーマンスを出しているようです。

 

この3月末でPBR1倍超えが6割となりましたが、逆にいうと、まだ4割の銘柄がPBR1倍割れとなっているということです。

 

日本企業は横並び意識が強いので、PBR1倍割れの企業は株主を意識した経営に変わらざるを得ない状況に追い込まると思います。

 

このように考えると、日経平均株価は史上最高値を更新と騒がれていますが、銘柄によっては今から日本株に投資しても良好なパフォーマンスを上げる余地は十分あると言えるでしょう。

 

自分で個別株を購入するのはなかなか難しいと思いますので、そんな時は日本株のバリュー株ファンドを購入するのをお勧めします。

 

以下の過去記事も参照下さい。

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