リスクヘッジの戦略:インフレ円安環境で際立つトヨタ自動車の強さ

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トヨタ自動車が日本企業初の営業益5兆円を超えました。

 

この稼いだ資金を研究開発費(1兆3千億円)、自社株買(1兆円)、人件費増に拠出します。

 

従業員は連結で36万人、下請が135万人なので、相当多くの人がこの恩恵を受けれるということです。

 

トヨタの株主、下請も含めた従業員、設備投資・研究開発に関連する企業はみんなハッピーです。

 

このトヨタの強さは色々ありますが、日本も含め世界的にインフレになっている環境で値上げしても売れるということが、この強さを表しています。

 

自動車業界でも例えばEVを少しでも価格を安くして販売量でカバーするという戦略の企業は、負け組になっています。

 

何が言いたいかというと、もし、個別株に投資するのであれば、トヨタのようなインフレや円安にも強い企業を選ばないといけないということです。

 

国内がマーケットの企業で、安売りで、量を販売して売り上げを伸ばしている企業は遠からず成長は止まります。

 

このインフレで人件費が上がる世の中に対応ができないからです。

 

例えばデフレの勝ち組のパソナグループ(人材派遣)なんか一気に赤字に転落していますね。

 

今のマクロ環境下において、家計の生活におけるリスクはインフレ円安です。

 

もし、投資するのであれば、インフレ円安にさらに振れた時に、利益をもたらしてくれるものに投資すべきです。

 

これは、個別株投資でも同じことです。

 

インフレ円安の時に利益をもたらしてくれる企業に投資をすべきなのです。

 

これが家計のリスクヘッジの考え方です。

 

現在のマクロ環境をしっかり捉えた上で、資産運用を考えていきましょう。