日本の個人マネー、NISA経由でNVIDIAに 4月購入額が海外株ランク首位https://t.co/FCj6xuQbsB pic.twitter.com/smZZBQMGtU
— 日本経済新聞 電子版(日経電子版) (@nikkei) 2024年5月23日
新NISAを利用して海外個別株を購入する個人が増えているようです。
一番の人気はエヌビディアです。
AIの深層部である半導体を製造している米国のメーカーです。
つい最近発表した決算も売上高が前年同月比で3倍と強烈な成長を見せています。
この好調さを見てか、個人投資家がこぞって当社株をNISAを通じて購入しているとのことです。
ちなみに、現在の時価総額は411兆円で、米国で第3位。
第1位のマイクロソフトの時価総額502兆円に迫ってきました。
時価総額ベースでいうと、行きつくところまで来たと言えるので、今後、企業の成長と併せてかなり大きい投資の需要がなければ、株価がこれから2倍3倍になるのは難しいでしょう。
どちらかといえば、急成長で株価が高くなった分、下落する確率の方が高いと言えます。
まあ、個人が米国の個別株を購入するタイミングは、証券会社に勧められるか、このような決算や株価が上がったとニュースが大きく報じられた時なのでしょう。
その時は既に株価が高くなっているのです。
下記は、エヌビディアの株価の推移です。
1999年1月0.41ドルであった株価が、約25年間で1,064ドルになっています。
なんと2,595倍、複利にすると年率37%になります。
当時10万円購入していれば、今頃約2億6千万円になっていました。
(出所:Google)
さあ、ここからも同様に年率37%で25年間株価が伸びてくれるでしょうか。
あり得ないでしょう。
ここまで来ると、もう時価総額が大きくなりすぎて、年率37%の上昇はなかなか取れにくいです。
であれば、このような人気銘柄に手を出さず、まだ有名でない、時価総額が小さい銘柄を探した方がチャンスはありそうですね。
そんな銘柄探せないという人は、アクティブ型の投資信託を購入してプロに任せるべきでしょう。
日本で生活しているので、日本企業なら時価総額が小くて、まだ有名でない銘柄を個人的に発掘する可能性はあるにしても、米国企業だとそうはいきません。
米国の個別株投資はやめて、米国中小型株に投資するアクティブファンドを検討してみてはいかがでしょうか。