エヌビディアはもともとゲームなどのリアルタイム画像処理に利用されるプロセッサ（GPU）に特化した米国の半導体メーカーで、今は、生成AIを動かす半導体チップ技術における最も卓越したメーカーに発展しています。
生成AIには、このエヌビディアの半導体が欠かせない状況となっています。
今のAIブームに乗って、エヌビディアは急成長、株価は爆上がりで、時価総額273兆円に達し、アマゾン、グーグルを超えるまでになりました。
1999年1月の株式上場からの株価推移（25年間）を見てみましょう。
もし、上場日に0.82ドルで購入していたら、現在721.71ドルなので、約880倍になっていました。
10万円買っていたら、8,800万円です。
たらればですが。
実際にこのような個別株を25年間保有続けることなんてできはしません。
でも、このような成長株の恩恵を少しでも受けたいですよね。
そんな時は、「NASDAQ100指数」に注目すると良いと思います。
NASDAQ100指数は、新興企業向け株式市場として世界最大級のナスダックに上場する企業のうち、金融業を除く時価総額上位100社の株式で構成される株価指数です。
世界有数のハイテク企業やバイオテクノロジー企業など、最先端技術を有する企業を多く含んでいます。
銘柄数は100社と限定的ながら、時価総額ではナスダック市場全体の約7割超をカバーしています。
今やS&P500指数を牽引している「マグニフィセント・セブン」と呼ばれる7銘柄【GAFAM（Google・Amazon・Facebook・Apple・Microsoft）＋エヌビディア＋テスラ】もこのNASDAQ100に採用されているのです。
S&P500指数の上昇を牽引する 「マグニフィセント・セブン」とは？ - NISAで資産形成
エヌビディアのような急成長企業を成長前に事前に個別に投資して、長期間保有するというのは、素人ではほとんど不可能です。
約880倍を一発当てるというのは困難ということです。
それより、ナスダック100指数を購入して長期で保有することはできなくはないです。
エヌビディアの上場から同じ期間（25年間）保有すると、1,981 → 17,514 と約8.8倍になっています。
880倍には届きませんが、8.8倍になれば十分ではないでしょうか。
株式投資は、一発当てるものではないですので、個人で株式投資する場合は個別株に投資するよりは、銘柄分散可能なインデックス指数などを購入して長期間保有する方が確実に資産を増やせます。
儲かったという話の記事やSNSを見て、誘惑にかられず、株式投資の基本、銘柄分散、時間分散（積立）、長期保有を守って確実に資産を増やしていきましょう。
