アルゼンチンのインフレ率124%の生活とは

jp.reuters.com

 

アルゼンチンのインフレ率が、8月前年比124%と加速している。

32年ぶりの上昇率とのことだ。

 

前年比124%といってもピンとこないとは思うが、具体的にいうと、1年前に180円だったガソリン価格が 180×124%=223円 上昇して、403円(180+223)になったということである。

 

ガソリン 180円→403円

 

こんなにインフレが起こると、生活できませんね。

 

インフレ率が上がるということは通貨価値が下落しているので、下記のグラフの通り、この1年間でアルゼンチン・ペソは対米ドルで、60%近く下落しています。

 

 

これはアルゼンチン・ペソという通貨を保有していたら、資産がどんどん目減りすることを表します。

資産形成どころではありませんね。

 

当然ながら、アルゼンチン国民も困惑しており、貧困層では物々交換に頼っている状況のようです。

 

皆さんなら、どのように資産防衛、生活防衛しますか。

資産をインフレに強い 金、不動産、株式に換えたり、生活のためにドルを手元に持ったりと、対策するのだと思います。

 

日本ではこんな強烈なインフレは起こんないよと考えるのが普通ですが、毎年3%程度のインフレ(物価上昇)であっても10年経てば物価は30%上昇しているので、インフレ対策を全く取らないのは誤っていると言えるでしょう。

 

今、日本は、これまでのデフレ、円高というより、インフレ、円安の時代です。

これからもこの方向性で進むでしょう。

 

日本でもインフレ対策をしっかりできる人が資産を増やしていけるのではないでしょうか。

 

以前にもアルゼンチンのインフレの記事を書いたので、以下も参考にして下さい。

 

nisa.work