金融資産の格差はますます拡大:あなたは勝ち組?、それとも負け組?

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この調査によると、日本の家計の金融資産が2,199兆円(うち現預金1,118兆円)もあるそうです。

 

20歳以上の人口は約1億人なので、社会人1人あたり2,199万円の金融資産を保有していると推計できます。

 

金融資産には、現預金だけでなく、株式、投信、保険、国債、年金などいろいろなものを含みます。

 

それにしても日本人って意外と財産を持っているのですね。

 

ただ、実はこの金融資産は60歳以上高齢者に偏っています。

 

日本の一般の家計の場合、住宅購入、教育費など50代までは、大きな出費が重なります。

 

子供が大学を卒業して独立して、住宅ローンも返し終わり、退職金が出て初めてお金が貯まり始めるのです。

 

実は、現在の株価の上昇や円安で恩恵を受けているのは、この多額の金融資産を保有している世代である60歳以上の方です。

 

金融資産を保有していない若い方は、ほとんど恩恵を受けておりません。

 

株式などの資産価値が100円上がった場合、60歳以上の世帯の消費は6.0円増加する一方、59歳以下の世帯では0.8円にとどまるそうです。

 

60歳以上の方でも二極化しており、以前として預金でしか運用していない方は低金利の長期化によって、全く恩恵を受けておりません。

 

むしろインフレ(物価上昇)により資産が目減りしているくらいです。

 

株高や円安の恩恵は60歳以上で積極的に資産運用を行なっている層になります。

 

今後、ますます資産を持って運用している層(60歳以上の資産運用層)と資産を持たない層(主に20〜40歳)の格差はますます広がっていくでしょう。

 

皆さんは資産を持たない、資産運用もできない60歳になりたいですか。

なりたくないですよね。

 

豊かな老後生活を送るためにも、まずやるべきことは、若いうちから少しでも資産を増やすこと、資産運用のやり方は学習することです。

 

NISAという資産運用にとって大変有難い制度もできました。

 

まだ、株式や投信での資産運用に手を付けていない人は、少額からでも良いのでまずは第一歩を踏み出しましょう。

 

このブログでその手助けができればと思っています。