2つ目の知恵になります。
「支出を賢く管理する」
解説していきましょう。
人間の持つ、ある奇妙な習性を知っていますか。
生活のために必要な支出（生活費）を収入と同じになるまで増やしてしまうという習性です。
【収入ー支出】 を増やしていかなければいけないのに、収入が増えると、その分生活水準を上げてしまうので、支出も増えてしまい、結局【収入ー支出】がいっこうに増えません。
収入を増やすことに努力することも大事ですが、それより先に支出を賢く管理する方法を確立させておくことが重要だということです。
普段、生活していく上での支出は、どれもこれも生活するための必要なものだからということで、支出していると思います。
でも良く考えてみて下さい。
「必要なもの」と「欲しいと願うもの」を混同していないでしょうか。
例えば、自分がロバになったとしましょう。
砂漠を旅する場合に、運ぶ荷物の中身は、砂漠を旅するために必要な、干し草や穀物、水などを選ぶのではないでしょうか。
宝石や絨毯や上等なローブなどを選ぶことはないと思います。生活していく上で必要なものではないからです。
まずは、家計簿を眺めてみましょう。
支出したものが本当に生活する上で必要なものだったのか、それほど欲しいと思っていなかったものなのか（衝動で買ってしまったものなのか）、欲しいと思っていたが、無理して買ったものではないのか（例えば高価なブランド品など）などに仕分けてみて下さい。
その中に、削減ができるものが必ずあると思います。
この振り返りを踏まえた上で、今後の支出計画を立てていきましょう。
毎月の生活に必要なものはいくらにするか、楽しむためのものはいくらにするのか、身の丈にあった願望を満たすものはいくらにするのかなど、支出計画を立て、これらの金額を収入の10分の9以内に抑えて下さい。
最後に今日学んだ大事な知恵です。
「支出を賢く管理して、無駄な支出をなくし、本当に欲しいと願っているものに資金を選り分けていく」
まずはやってみましょう。
もう少し深く学びたければ、この本を読んでみて下さい。
読むのが億劫であれば、Audibleで通勤中、家事しながら、散歩しながら聴いてみると良いと思います。
