家賃相場上昇:インフレ対策はできていますか

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記事によると、住宅の家賃相場が上がり続けているようです。

例えば、東京の23区の家賃相場です。

6年間で22%上昇しています。年平均3.4%の上昇です。

 

(1㎡あたり)

2018年1月:2,742円/㎡ →  2024年1月:3,570円/㎡

 

(平均56㎡で計算すると)

2028年1月:153,552円 → 2024年1月:199,920円 

 

千葉は首都圏で最も上昇しており、6年間で42%、年平均6%の上昇です。

 

(出所:東京カンテイ)

 

家賃相場が上昇しているからといって、今住んでいる賃貸物件がすぐどんどん値上げすることはないですが、新しく借りる場合、住み替える場合は、この家賃相場に従うことになります。

 

この家賃相場からもわかるように、日本はこれまで30年近く続いたデフレから抜け出し、世の中はインフレになっているということです。

 

よって、不動産価格(住宅費用)が下がっていくことはなく、逆に今後も年2%以上は上昇していくと思われます。

 

今回は住宅にフォーカスしましたが、食料品やガソリン代など生活必需品も同様に上がっています。

 

経済活動を順調に保つには、年2%くらいの緩やかなインフレが必要と言われています。

これは逆にいえば、年2%の税金が取られているのと同じことです。

 

あの有名な経済学者のケインズも、「インフレは見えない税」と例えています。

 

デフレを脱出したこれからの日本は、他の先進国と同様に年2%のインフレは覚悟しなければなりません。

 

ではこの対策はどうしたら良いでしょうか。

できることは2つです。

給与や副収入で収入を年2%上昇増やし続けるか、資産運用で資産を年2%以上増やしていくしかありません。

 

賃金上昇や出世は自身でコントロールできないですし、副収入もなかなか難しいものです。

よって、対策としては資産運用が重要な位置付けとなってくるのです。

 

日本の家計は、いまだに、0.2%とかの定期預金や普通預金に貯蓄して元本保証にしがみついていますが、そもそもインフレで元本の価値が年2%以上減少していることに今だに気付いてないいません。

 

NISAも始まりましたし、そろそろ資産運用を真剣に考え始めてほしいものです。

是非、このブログで一緒に資産運用について考え、資産を増やしていきましょう。