EVバブル崩壊:テスラの従業員削減とトヨタの株価動向

www.bloomberg.co.jp

 

テスラ、世界の従業員を10%以上削減、衝撃ですね。

テスラの昨年末の従業員数は14万473人ですので、削減数は1万4,000人超になります。

 

テスラのEVが価格を下げても売れません。

別にテスラだけではなく、中国の大手EVメーカーのBYDも苦戦しています。

 

地球温暖化対策の流れで一世風靡したEVバブルがとうとう崩壊しました。

 

このEVは、補助金を付けて欧米先進国を政府一体となって全世界で普及させようとしましたが、失敗に終わりました。

 

充電時間がかかりすぎる、充電場所がない、寒冷地に弱いなどの理由からユーザーの支持を得られませんでした。

 

一方で、ハイブリッド車が売れまくっています。

エコと使い安さの両立を考えると、今は選択肢はハイブリッド車しかありません。

 

欧米の自動車会社がEVに特化していく中、全方位戦略でハイブリッド車の生産を維持したトヨタの販売増加が止まりません。

円安も重なって業績も好調です。

 

テスラとトヨタの半年間の株価を見てみましょう。

テスラが36%下落する中、トヨタは42%上昇しています。

株価も明暗が別れました。

 

(出所:Google)

 

EVは電池性能に革新が起こらない限りは、この流れは当面は続くのかもしれません。

 

一時期、世界販売台数トップのトヨタがテスラに株式時価総額で大きく引き離されていましたが、現在、トヨタの株式時価総額は61兆円で、一方でテスラ78兆円ですから、トヨタの株式時価総額がテスラを上回る日はそう遠くないでしょう。

 

昨日は、日本は円安、株安と同時安となっています。

緊迫した世界情勢を考えると、更なる調整リスクは高まっていることでしょう。

 

そんな時、1円円安で約450億円利益が上乗せになるトヨタ株は強い味方です。

日本株を買うのなら、やはりトヨタは安心感があります。

ポートフォリオに組み込みたい銘柄の一つです。