前回紹介した『myINDEX 資産配分ツール』 に登録しましたか。
ポートフォリオ作成に必要なツールですので、是非、登録してみて下さい。
ログインした最初の画面の一番右のタグに「みんなのポートフォリオ」というものがあります。
これはユーザー約16万人が考えて登録したポートフォリオで、20年間運用した場合のリターン・リスクの試算がプロットされています。
縦軸がリターン、横軸がリスクですので、より左上に位置しているポートフォリオは、赤線部分が最もリスク・リターンで効率的なポートフォリオを指します。
その赤線部分の中でも最もリターンを取れるポートフォリオとリターンが7%あたりでより効率的なポートフォリオの2つを以下に抽出してみました。
1つ目は最もリターンの取れるパターンは、米国株53%、金47%です。
シンプルなポートフォリオですね。
米国株と金の資産はあまり連動性がない(相関が低い)ので、分散効果もある程度は働きます。
よって、米国株単体のパフォーマンス(リターン11%、リスク18.1%、シャープレシオ0.61%)より、リスクを抑えた上でリターンが向上しており、効率的なポートフォリオといえるでしょう。
注意としては、外貨100%になるので、為替の影響(円高)を強く受けるということです。
2つ目は、リターンが資産形成の目標である7%あたりでより効率的なポートフォリオです。資産配分は、日本債券45%、米国株25%、金25%、日本REIT5%です。
こちらは1つ目のポートフォリオのリスク13.4%よりかなりリスクが抑えられています。
リターンは7%近くを確保しており、シャープレシオも0.94とかなり効率的なポートフォリオとなっています。
円建ての資産(日本債券と日本REIT)を半分組み込んでいることで、為替のリスク(円高)が大きく抑えられているといえるでしょう。
2つのポートフォリオのパターンを紹介しましたが、効率的なポートフォリオ(赤線)はリスクに応じてまだいくつも存在します。
あとは自分のリスク許容度(どれだけリスクに耐えられるか)にあったポートフォリオを選択することです。
リスク許容度の測り方はいくつかありますが、こちらはまたの機会に書きたいと思います。