つみたてNISA商品のコスト戦争はまだまだ続く

つみたてNISA用のインデックスファンドの信託報酬引下げ競争が激しくなってきた。

 

表(出所:AERA)は最新のつみたてNISA売れ筋ランキング。

相変わらず人気なのが、米国株式のS&P500指数のインデックスファンドと全世界株式(通称:オルカン)インデックスファンドとなっている。

信託報酬の箇所のピンクの矢印が下になっているのが、最近信託報酬を引き下げたファンドだ。

 

これらのファンドを提供してコスト競争を繰り広げている運用会社は三菱UFJ国際、SBIアセット、アセマネOne、楽天投信の4つに絞り込まれてきた。

インデックスファンドの運営力で、この4つの中で特に優劣があるわけではない。

一つあるとすれば、コスト競争力であり、これからは体力勝負といったところだろう。

 

このランキングの表にはないが、実はオルカンについては、圧倒的なコスト競争力を持ったファンドが4月に登場している。

Tracers MSCIオール・カントリー・インデックス(全世界株式) - 特設ページ|日興アセットマネジメント

 

前回紹介した記事こちら。

nisa.work

4月26日から運用開始しており、純資産は338百万円(5月19日時点)と少しずつ積み上がってきている。

 

ファンドの費用を目論見書で確認してみよう。

記載の通り、信託報酬0.0525%と他社の商品の約半分だ。

ここは他社と比べて圧倒的な優位性となっている。

 

ただし、諸費用は上限0.1%となっており、この実際にかかるコストは運用が1年経過して決算が出てみないとなんとも言えない。

この信託報酬と諸費用の合計でコストをみる必要がある。

 

この商品の登場で、今後も更なるコスト競争が繰り広げられるであろう。

NISAを利用する人にとっては、有難い話である。

NISAをお得に活用していきたいですね。