ロボアドバイザー(ロボアド)とは、投資家の代わりに資産運用のアドバイスや運用の手伝いをしてくれるサービスです。
有名どころで言えば、ウェルスナビですね。
資産運用は自分で投資銘柄や資産配分を考えたり、資産配分を見直したりしないといけないですが、これには、それなりの知識も必要ですし、場面場面で自分で投資判断をする必要があります。
これを全部お任せするのが、投資一任契約というものです。
ロボアドは、この投資一人契約で運用をAIに任せるサービスです。
ロボアドは、運用を任せる代わりに、手数料を支払います。
この手数料は、最大手のウエルスナビであれば手数料は年率1.1%(税込)です。
加えて、ETFの運用の手数料が年率0.08%〜0.13% かかります。
自分でバランスファンド型のつみたてNISA銘柄で運用すれば、手数料は年率0.1〜0.2%しかかからないので、少し高いような気がすると思います。
ただ、コストの比較だけでは何ともいえないので、実際にコストを踏まえた運用実績で比較してみたいと思います。
以下のグラフを見て下さい。
業界No1の「ウエルスナビのリスク許容度1~5」と「ニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等)」の比較です。
リスク許容度1~5というのは、その人がどれだけリスクを取れるかに応じて、資産配分の方針を決めているものです。
1が最も安定的(リスクを取らない)で、5は積極的(リスクを取る)な運用方針となります。
ニッセイ・インデックスは、リスク許容度1の運用成績には、優っていますが、他の運用成績には劣っています。
この運用成績はコストも加味した成績ですので、ウエルスナビに1.2%程度の手数料を払う価値は十分あるということがわかります。
自分で資産運用を考えるのが苦手な人、忙しくてそんな時間は取れない人にとっては、ロボアドに運用を任せる方が良いのではないでしょうか。
もちろん積立投資にも対応しています。
また、新NISAにも対応するそうなので、税金面のメリットも十分享受できます。
資産形成の選択肢の一つとして考えてみて下さい。