新NISAは、総額1,800万円利用が可能ですが、そのうち、つみたて投資枠は年120万円、600万円が限度となっています。
つまり、新NISAを限度額一杯利用しようとすると、1,800万円のうち、600万円はつみたて投資枠の商品を利用して、積立投資をしなければいけないのです。
積立投資のメリットは、長い期間に分けて定期的に定額を積立ることによって、相場の上下動に左右されず、買値を平均化することにあります。
よく言われる「ドルコスト平均法」というものです。
この記事によると、積立投資で「やらない方がいい」注意点が3つあると。
- 分散しすぎない
- 商品を何回も変えない
- 暴落で急に積立をやめない
積立投資の最大のメリットである「ドルコスト平均法」を使うには、2と3はやってはいけないことを言うのがわかります。
これをやっていては、積立投資のメリットはなくなるからです。
最後に1の「分散しすぎない」とうことですが、銘柄分散や資産分散は、投資リスクを減らすには有効な方法です。
例えば、「オールカントリー」という世界株式に投資する有名な指数のファンドがありますが、世界の約3,000銘柄に投資をしています。
このファンドは、多くの銘柄に分散することにより、株式のリスクを十分軽減しています。
「分散しすぎない」と言うのは、この「オールカントリー」を保有している中、別にS&P500指数に連動するファンド、日経225に連動するファンド、先進国株に連動するファンドなど、何本も保有しないということです。
そもそも、「オールカントリー」1本で国や銘柄など割合を考えて、リスク分散しているのですが、銘柄が重なったファンドを追加で保有することで、その割合が崩れてしまいます。
元々のその商品の特性が活かせないということになります。
また、何本も保有すると、管理も面倒になります。
以上の理由から、「分散しすぎない」というのが重要かと思います。
言葉を変えれば、インデックスファンドを複数保有するときは、その投資銘柄、投資資産の重なり具合をよく見極めるということかと思います。
複数商品保有の場合はこの点を注意していきましょう。