一時期、老後2,000万円問題が話題になりました。
仕事を辞めるのを60歳とした場合、それまでに年金以外に2,000万円は最低作っておいて、老後の不安を少しでも解消したいものです。
では、60歳で2,000万円の老後資金を作るには、各年齢において、毎月いくら積立なければならないかイメージをしてみましょう。
利回り4%(バランスファンド)を想定した場合、20歳から積立を始めれば、毎月16,922円で済みますが、50歳から始めると、毎月135,824円必要になります。
利回りを7%(株式ファンド)にすると、20歳は毎月7,620円と4%の時の半分以下の資金で済みますが、50歳ではそれでも毎月115,551円必要になります。
(運用商品の想定利回り)
ここから言えることは、資産形成はいかに早く始めるかが重要ということです。
早く始めれば、毎月の負担も少なく済むし、無理にリスクを取って利回り上げなくても済みます。
若い方は、毎月の資金がなかなか手当ができないとか、運用はリスクが怖いとか言っている前に、毎月1万円でも良いから積立を始めてみたらいかがでしょうか。
20歳の方は、株式で毎月1万円ずつ運用すれば、40年間2,000万円の老後資金は充分作れますから、まずは新NISAを使って積立を始めてみましょう。