10月2日時点、投資信託協会が公表している新NISA制度の成長投資枠の対象商品は、1,682銘柄となっている。
この中でアクティブファンドが70%超を占めて、残りインデックスファンドとなっている。
成長投資枠は1,200万円まで利用が可能なので、インデックスファンドよりパフォーマンスが良いとされるアクティブファンドで少しでも資産を増やして非課税のメリットをより多く享受したいところである。
そこで気になるのが、成長投資枠のアクティブファンドの運用成績だ。
9月末時点で運用している成長投資枠のアクティブファンド1,236本のうち、国内大型株式、先進国株式、米国株式、新興国株式に投資するファンドについて、同月末時点の過去1年間〜10年間のトータルリターンが、同期間の市場平均(インデックス)を上回った本数の割合を算出した結果が下の表である。
表の見方だが、例えば先進国ファンドでいえば、1年の運用でパフォーマンスがインデックスを上回った割合が先進国ファンドの中で20%しかない。残り80%のファンドのパフォーマンスはインデックスファンドを下回っているということだ。
そのまま、先進国株式を右に見ていくと、5年のパフォーマンスでインデックスを上回ったファンドは1本もないということになる。
かなりショックな結果だ。
ここから言えることは、インデックスを上回るアクティブファンドを探しだすことは、なかなか難しいということであろう。
成長投資枠の選択肢は以下の2つになる。
- インデックスファンドにする。
- インデックスファンドを上回るであろうアクティブファンドを探し出す。
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