「日の丸半導体復活」に投資する?

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前回、半導体産業の鍵を握るのは日本だという話をした。

実際、日本の半導体産業の株価がどう反応しているか見てみよう。

 

以下は、日本の半導体関連銘柄に投資するETF「GX半導体関連-日本株式」である。

FactSet Japan Semiconductor Index(半導体の製造や加工に関連したビジネスを行なう日本企業で構成される株式インデックス)に連動するインデックスファンドfとなっている。

GX 半導体関連-日本株式-ファンド詳細|投資信託[ウエルスアドバイザー]

 

具体的な組入銘柄は以下の通り(2023年4月24日時点のものなので、現在は変わっている可能性がある)

(出所:ウエルスアドバイザー)

 

成績を見てみよう。

ブルーがGX半導体(ETF)、ピンクが日経平均の動きとなるが、直近1年のGS半導体のパフォーマンスが、日経平均を大きく上回っているのが見て取れる。

 

2023年12月12日には、国内の半導体産業の成長に投資する「ジャパン半導体株式ファンド」も新規設定される予定。

来年以降も続々と半導体関連ファンドは設定されるであろう。

 

このように日本の半導体関連の投信が設定されると、日本の半導体銘柄に大きな資金が流れてきて、需給の関係でいえば、日本の半導体関連銘柄が今後も上昇していく可能性も高くなるであろう。

 

「日の丸半導体復活」を前向きに考えるのであれば、日本の半導体関連銘柄に投資する投信(ETF含む)に資金を投じてみてはいかがか。

ただ、一つのテーマだけに集中するのはリスクが高いので、ポートフォリオ全体のバランスを見ながら、抑え気味な比率にした方が良いと思う。