日本の高配当株狙いの投信「日経平均高配当利回り株ファンド」

(2024.4.28記事更新)

はじめに

前回まで日本の高配当株狙いのETFを3つ紹介しました。

 

この3つの中では、日経平均株価指数の225銘柄から高利回り株を選択した「NEXT FUNDS 日経平均高配当株50指数連動型上場投信」がトータルリターン(3年)で最も良いパフォーマンスでした。

 

今回は、ETFではなく、投信で同様のコンセプト(日経平均株価225から高利回り銘柄を選択)の商品がないか探してみた結果、以下の銘柄が見つかりましたので、紹介します。

 

【過去記事】

日本の高配当株狙いのETF「グローバルX MSCIスーパーディビィデンド」 - NISAで資産形成

日本の高配当株狙いのETF「NEXT FUNDS 日経平均高配当株50指数連動型上場投信」 - NISAで資産形成

日本の高配当株狙いのETF「NEXT FUNDS 野村日本株高配当70連動型上場投信」 - NISAで資産形成

 

「日経平均高配当利回り株ファンド」の紹介

日経平均高配当利回り株ファンド-ファンド詳細|投資信託[ウエルスアドバイザー]

今回紹介するのは「日経平均高配当利回り株ファンド」という日本株投信です。

このファンドは、日経平均株価を構成する銘柄から高配当利回りを目指す銘柄を選定しています。

運用会社は三菱UFJアセットマネジメントです。

投資方針の詳細

このファンドの投資方針は以下の通りシンプルです。

  • 日経平均株価採用銘柄の中から、予想配当利回りの上位30銘柄に投資
  • 投資にあたっては、流動性を勘案して銘柄ごとの組入比率を決定
  • 信用リスク懸念や無配懸念がある銘柄は、投資対象銘柄から除外
  • 原則として6・12月にリバランス(組入銘柄の入替えと組入比率の調整)を実施

運用実績と市場環境(2024.4.28現在)

この投信は2018年11月に設定され、約5年6ヶ月の運用実績があります。

運用資産は1,097億円で、2023年8月以降に急増した人気商品です。

運用管理費用は0.693%(税込)で、NISAつみたて投資枠、成長投資枠の両方の対象銘柄となっています。

現在の組入30銘柄の配当利回りの平均は3.6%で、日経平均株価225銘柄の配当利回りの平均1.5%に比べ、+2.1%と高利回りです。

パフォーマンス比較

この投信の3年間の実績を、前回紹介した「NEXT FUNDS 日経平均高配当株50指数連動型上場投信」とトータルリターンを比較すると、120.71%に対し、日経平均高配当利回り株ファンドは124.49%とわずかに上回っています。

 

どちらも、日経平均株価指数の225銘柄から選定していることから考えれば、30銘柄と50銘柄の違いはあれど、大きくパフォーマンスは変わらないことがわかりました。

 

(出所:ウエルスアドバイザー)

 

日本株高配当投信との比較

他の日本株高配当投信と比較しましたが、「日経平均高配当利回り株ファンド」の1年から5年のパフォーマンスは群を抜いていました。

信託報酬も最も低く設定されています。

 

その他違いを見てみると、投資銘柄数と銘柄選定に以下のような違いがありました。

この両方を兼ね備えた方針(左側赤字)の投信がパフォーマンスが良いようです。

  • 投資銘柄数:30銘柄程度と少数 ↔︎   70〜100銘柄
  • 銘柄選定:インデックス指数からの選定 ↔︎  上場株全体からの選定 

(出所:ウエルスアドバイザー)

まとめ

今後、日本の高配当株狙いのファンド(投信やETF)を選定する場合は、インデックス指数(特に日経平均等の良く利用されるメジャーな指数)から銘柄選定しているもの、少数(30銘柄程度)銘柄に投資しているもの、この両方の方針を兼ね備えたファンドを選ぶと良いと思います。