日本の高配当株狙いのETF「グローバルX MSCIスーパーディビィデンド」 - NISAで資産形成
前回、上記の日本の高配当株狙いのETFを一つ紹介しました。
今回も同様のコンセプトの商品を一つ紹介します。
「NEXT FUNDS 日経平均高配当株50指数連動型上場投信」という日本株 ETFです。
この商品は、日経平均高配当株50指数(対象指数)に連動するインデックスファンド(ETF)です。
日経平均高配当株50指数は以下のような特徴を持っています。
銘柄は日経平均株価採用の225銘柄の中から、配当利回りの高い50銘柄を採用しています。
「直近 3 期連続最終赤字の銘柄は採用し ない」、「各月末時点で見て無配予想に変更された銘柄は除外する」などのネガティブチェックはかかっています。
銘柄のウエイトは、配当利回りと流動性で銘柄の比率の調整をしています。
具体的には配当利回りが高く、流動性もある銘柄のウエイトを高くする、配当利回りが高くても流動性のない銘柄はウエイトを低くするなどです。
現在の50銘柄の配当利回りは、3.73% になります。
設定は2017年2月、約7年の運用実績で、運用資産は1,687億円と多く、特にこの1年で1,000億円近く伸ばしている人気の商品です。
運用管理費用は0.308%(税込)と、手間のかかるファンドにしてはかなり低いです。
年1回の銘柄入れ替えとリバランスをしてくれます。
NISA成長投資枠の対象銘柄です。
では、実績はどうでしょうか。
前回紹介した「グローバルX MSCIスーパーディビィデンド」と期間3年で比べてみましょう。
3年の実績は、「NEXT FUNDS 日経平均高配当株50指数連動型上場投信」のトータルリターンが121.4%に対し、「グローバルX MSCIスーパーディビィデンド」は83.3%とパフォーマンスにかなり違いが出てきています。
「NEXT FUNDS 日経平均高配当株50指数連動型上場投信」の場合、日経平均株価指数(日経225)という日本株で最も有名で人気の高いインデックスの対象銘柄の中から、銘柄を選定しているので、銘柄自体の需要が多く、上がりやすい傾向にあるからだと思います。
銘柄を選択する場合は、配当利回りだけで考えずに、これまでの実績からわかることも加味していく必要がありますね。
ご参考までに。