前回、前々回で、日本の高配当株狙いのETFを二つ紹介しました。
日本の高配当株狙いのETF「グローバルX MSCIスーパーディビィデンド」 - NISAで資産形成
日本の高配当株狙いのETF「NEXT FUNDS 日経平均高配当株50指数連動型上場投信」 - NISAで資産形成
今回も同様のコンセプトの商品を一つ紹介します。
「NEXT FUNDS 野村日本株高配当70連動型上場投信」という日本株 ETFです。
この商品は、野村日本株高配当70指数(対象指数)に連動するインデックスファンド(ETF)です。
対象指数の詳細説明は以下のリンクを参照して下さい。
野村日本株高配当70 - 野村フィデューシャリー・リサーチ&コンサルティング NFRC
野村日本株高配当70指数は以下のような特徴を持っています。
国内上場株式の中から、予想配当利回りが高い70銘柄を選んで構成銘柄とした等金額型の指数です。
毎年12月の基準日に、定期入替を実施し、各構成銘柄の投資ウエイトが等しくなるようにして指数を構築しています。
「過去3年間の経常利益が全てマイナスでない」、「浮動株調整時価総額の上位85%」、「過去60日平均売買代金の上位500位」などのスクリーニングの上、銘柄選定されています。
現在の70銘柄の配当利回りは、3.45% になります。
設定は2013年3月、約11年の運用実績で、運用資産は984億円と多く人気の商品です。
運用管理費用は0.352%(税込)と、手間のかかるファンドにしてはかなり低いです。
年1回の銘柄入れ替えとリバランスをしてくれます。
NISA成長投資枠の対象銘柄です。
では、実績はどうでしょうか。
前回紹介した「NEXT FUNDS 日経平均高配当株50指数連動型上場投信」と期間3年で比べてみましょう。
3年の実績は、「NEXT FUNDS 日経平均高配当株50指数連動型上場投信」のトータルリターンが121.4%に対し、「NEXT FUNDS 野村日本株高配当70連動型上場投信」は81%とパフォーマンスにかなり違いが出てきています。
「NEXT FUNDS 日経平均高配当株50指数連動型上場投信」の場合、日経平均株価指数(日経225)という日本株で最も有名で人気の高いインデックスの対象銘柄の中から、銘柄を選定しているので、銘柄自体の需要が多く、上がりやすい傾向にあるからだと思います。
ご参考までに。