新NISAによる個人の海外投資が、円安圧力になっていくようです。
「オルカン」や「S&P500」の積立が人気で、月3,250億円、年間3.9兆円の資金が海外に流れると予想されています。
海外投資ということは、円を売って主にドルを購入することですから、円が安くなります。
試算によると、これは、2027年までに6円分、円安方向に動かす力になります。
一方で、日本株の海外からのインバウンド需要が強いとのことです。
主に、中国、米国、韓国、ドイツから日本株ETFを通じて、投資が活発化しています。
このETFを通じた流入だけでも年初から1ヶ月で4,500億円になっています。
この動きは為替で言うと、円買いに働きます。
もし、この海外からの日本株への資金流入がこの規模で続いていけば、月3,250億円の海外投資による円安圧力は和らぐことになるでしょう。
日本の消費者にとっては、円安より円高の方が海外の物が安く買えるわけで、できれば円安圧力は軽減していきたいものです。
初心者でこれからNISAを始める人は、「オルカン」「S&P500」など、海外投資(米国中心)を選ぶ人がますます増えてくると予想されます。
円安圧力は続くのです。
この流れを変えるには、日本人による日本株投資の比率を上げていくのが良い考えかと思います。
明らかに海外株(特に米国)に比べれば日本株は割安なので、日本株投資をお勧めします。
日本人が日本株に投資(資金の国内循環)することが、日本経済成長の後押しになることでしょう。
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