日本の高配当株を狙うなら、このファンドということで、以下の通り以前記事に書きました。
配当という観点で銘柄を選ぶ場合、配当利回りが高い銘柄を狙うという方法と増配株を狙うという方法があります。
配当利回りが高い銘柄というのは、配当利回りを維持するために、業績が伴わない場合でも無理して配当を出す場合があります。
配当利回りだけ見ていると、このような落とし穴があるので、ネガティブチェックをかけ、そのような銘柄を排除するという方法を取ります。
一方で、増配株、特に連続増配株というのは、業績を伴いながら配当を増やしている場合が多いので、業績が安定した優良企業(ブランドが確立している企業)の銘柄が対象になります。
米国にはS&P 500のうち、25年間以上にわたって、連続増配を行う企業で構成された配当貴族指数というものが、2005年5月から算出されています。
日本株でも10年以上連続して増配する企業70銘柄を対象に算出した「日経連続増配株指数」が2023年6月より算出されています。
前回この記事を書いた時は、日経連続増配株指数もまだできて日が浅かっきたので、この指数のインデックスファンドは存在しませんでした。
その後、2023年11月になって大和アセットマネジメントが、この日経連続配当株指数に連動したファンドを組成しました。
詳細は以下のリンクの通りです。
信託報酬は税込0.451%と妥当な水準だと思います。
NISAの成長投資枠対象銘柄になります。
iFreeNEXT 日経連続増配株指数(資産成長型)-ファンド詳細|投資信託[ウエルスアドバイザー]
以下は12月末時点の日経連続増配株指数の状況です。
日経平均株価より、配当利回りやROEは高いですが、PERやPBRは低く、割安に移ります。
上位には優良銘柄が並んでいます。業種では商社のウエイトが高いです。
日本のバリュー株で運用するなら、この指数のインデックスファンドは狙い目ですね。